かつては社員食堂のようなテンポで訪れていたお店。
おじいちゃんのお店@大街。
お店の名前は何だったかな。
数年前までは、サンダルがけでパタパタパタと気まぐれに訪れても
常に食事にありつけたけど、今では全然、席にありつけないほどの
盛況っぷり。
と、いうことで、久しぶり、
本当に久しぶりに、おじいちゃんのお店。
ここのビールは香港一冷えていると思う。
何年も、何年もブルーガールしか入れていない。
そして、店主が店を捌きながら呑んでいるのは、サンミゲール。
お客様の商品には手を出さないぜよっ!という
このこだわりも何年も、何年も変わっていない。
そしてそのサンミゲールで喉を潤しながら忙しさを捌くという、
公私混同してるんだかしていないんだか、サッパリわからない
大街ルール。
暫くいっていない間に「揚げワンタン」なる新メニューが出来ていた。
自分とこで包んでいるんだよっ!!と自慢するだけあって
なかなかよいおつまみでございました。
シータオのから揚げ。漢字失念。
頭から骨、しっぽの先までパリパリで全部ボリボリいけちゃう
最良おつまみ。
我々、島の人間にとってゴクゴク普通の料理だけど、
そうか、香港の他の地区ではあまり食べる機会はないのかも。
だから、みんな他所から来るのよね。
何か野菜を食べようよっ!と言いながら
相方さんが頼んだのは、なぜか豚足。
日本では豚足と一括りにされる豚足も、香港の街市で購入する際には
豬手、豬脚と明確に分かれている。
そして豬と書いて、豚。
南乳豬手。
南乳に関してはいつか触れたでしょうか。
本来、隠し味であるはずの発酵調味料なのに個性が強すぎて、
隠し味どころか自己主張しっぱなしの調味料代表「南乳」
香港に来た頃は、この香が苦手で苦手で苦痛なほどだったのに
月日というのは不思議なもので、いろいろな事を解決してくれるらしい。
そんな「南乳」ですが、多くの日本の方が苦手とする調味料ではないかしら。
でもね、「南乳」ってそれこそピンからキリまであって
質の良い南乳というものを、一度どこかで試してみるといいかもしれません。
麻婆豆腐。
メニューにはないけど、気が向いたら作ってもらえる。
優しいお味の麻婆豆腐。
基本、ここのお料理は漁師町料理で塩気がきついキツイ。
血管が切れてしまうのではないかと思うほどキツイ塩味でございますので
我々は、すべて塩無しでお料理をお願いしております。
Ap Lei Chau大街、街市前のおじいちゃんの店。
一見さんがフラリと行って席が確保できるかといったら
そのハードルの高さは結構な高さがあるだろうと思います。
機会がありましたら、皆さまも是非に。
お塩の量に気を付けて下さいましね。