少し前。でも、今年の出来事。
昭和の女@生まれて初めての上海。
慌ただしいったら、ありゃしない、その出発。
何故あんなに慌ただしい出発になったのか、今となっては思い出せませんが
自分が乗るべきフライトがどっちの空港に着くのかも定かではないまま。
そんな慌ただしい手配にはなったものの
中国の方々のようにWalk inでホテルを訪ねる程の勇気はさらさらない
昭和の女、ホテルだけは手配をしました。
元来の方向音痴に加え、言葉も地理も心もとない。
そんなワタクシでも、大丈夫なように
英語もきっと通じるだろうとクラブフロアのある
New World Shanghai @ Executive Club Floor を選んでみた。
肝心のロケーションは、どこかのホテル予約サイトに
「地下鉄駅直結!」と何故か控えめにアピールされていてる。
中国名では「上海巴黎春天新世界酒店」と言うらしい。
どれどれ、地図をさくっと確認すると、
なるほど、隣にはとても大きそうなデパートか何か、
「巴黎春天」という建物があるらしい。
地下鉄駅直結に加え巴黎春天という大きそうな建物、
これだけの情報があれば、いくらなんでも、ワタクシだって辿り着けるでしょ。
初めての場所でも準備万端ですわ。
搭乗し、何となく気分も一段落。
出発前の数日間、地味に慌ただしそうにしている
ワタクシの様子を脇で感じたのか、出かけ際に相方さんが
「これを持ってお行きよ!」と渡してくれた上海ガイドブックを
ペラペラとめくってみると、
「上海万博ではこれを見逃すな!」
「上海万博、お土産ベスト10!」
などという、とっくの昔に幕を閉じたイベントが
巻頭カラーで組まれた広東語の本。
どうやら後輩君から借りてくれたらしい。
そんな役に立つのかどうか、あまり分からない本を鞄に納め
イザ、到着@上海浦東空港。
巴黎春天、巴黎春天。
巴黎春天さえ見つかれば、ホテルに辿り着いたも同然!!
そんな気持ちでいたワタクシを襲った現実。
あ゛っ!
巴黎春天って
香港のワトソンズ程とは言わないけれど
感覚的にはMarks & Spencerくらいな数はある
初めての土地で「唯一の目印」としてはいけない
そんなデパートだったのですね。。。
昭和の女、初めての上海。
それは、それは、話しが尽きぬ程色々な事があり、
どうして、ここれほどまでに話題提供してくれるのだろう上海はと
感心するくらい、興味深い滞在でございました。
何年住んでも不思議王国香港。香港も色々話題につきる事が
ありませんが、香港なんて、比べ物にならない程、
話題、ありますな、上海。
それらに関してはまた、機会があります時に。
ついでに言えば
本来であれば、ホテルにとっては強くアピールとできるであろう
「地下鉄駅直結!」というそのロケーション。
どこかのホテル予約サイトに、
何故か控えめにアピールされていた
「上海巴黎春天新世界酒店」の「地下鉄駅直結!」
それにも、色々と大人の事情があったわけで。
この辺の事も、上海の街をよくご存知の方であれば
もしかしたらクスッと笑えるかもしれないという、そんなお話し。