香港でのトマトの値段は3段階ほどに分かれている。
我が家周辺のお話ね。一般的かどうかは知りませんが。
1.収穫したばかりで食べ頃までにはもう少しなトマト。
2.まっ赤っ赤になり、今、まさに食べ頃なトマト。
3.食べ頃を通り過ぎ、今晩早速火を通してさっさと食さないと
明日には多分もう駄目なトマト。
ってな感じの3段階。
我が家の周辺では、自分が実際購入するトマトは
ザクッと平均HK$9-10/斤くらいですかね、普段。
斤って何よ?こちらね、こちら。
そのトマトが最近、超高騰してまして
普段はHK$7-8/斤ほどの食べごろまでにはもう少しランクがHK$14/斤
ビビリのワタクシ、とてもじゃないけど、手がでない。
そんな中、先日、帰宅すると
その日はお休みだった香港チャラ男が珍しく
夕食を準備してくれていた。
急に冷え込みだしたせいか、鍋っすわ、鍋、超香港式火鍋。
その鍋の中に、香港の歴史上こんなに高騰したトマト価格は
無いだろうというくらいの高値続行中のトマトが、
ぷかぷか、プカプカ浮いている。
香港チャラ男、自分でトマトを購入する事なんて
年に2,3度だろうよ。
何故、今?
何故、君は、今、トマトを買うのだ??
もう、頭、クラクラしましたわ。
ご飯の支度もすっかり整っているし、
もちろん、ありがたくいただきましたが。
昭和の女: 「チャラ男さん、このトマト、いくらで買ってきたの?
今、凄くトマト高いよね」
チャラ男: 「いくらだろう、わかんないけど、そうなの、高いの?」
昭和の女: 「うん、高いよ、いつもの倍の値段だよ、今」
チャラ男: 「えっ、そうなの、そんなに高いの?」
昭和の女: 「タッカイヨォ~、高い高い、毎日買わずに我慢してたの、ゴニョゴニョ」
チャラ男: 「ふ~ん。。。」
チャラ男: 愛猫たちに向かって::
「うるしゃいねぇ~、おかあさん、イチイチうるしゃいねぇ~」
あのねぇ~、猫ちゃんたちに赤ちゃん言葉で話しかけるの
止めてくれませんかっ??
折角作ってくれたのだから、美味しく頂戴しましたが、
ふと思ったのよね。
男性と女性の脳の差。
食材の買い物を普段しない人は相場がわからないので
仕方がないといえばそれまでですが、
男性は基本的に、どんな困難があろうとも
とても理不尽な事だと思っても
「目標をAchieveすることに向けて突き進み、そして達成する」
ように脳が作られているのよね、きっと。
だから、奥様に「レタス買ってきてぇ~」と頼まれただんな様は
レタスが1玉380円でも買ってきちゃうわけよ。
今日はトマト鍋が食べたいなぁ~と思ったら
「トマトって結構高いんだなぁ~」と思いながらも
トマト買っちゃうのよね。
それに対し
女性は比較的、困難や理不尽な事に出会ったり、はたまた
本来思い描いていたものよりも、コッチの方がいいんじゃん?
という物に出会った時には
臨機応変に素早く調整し、時には本来の目標さえも自動調整、変更し
最終的には円く治める。まぁ自分を納得させるという言い方もありますが。
そうした出会った状況に応じ素早く対応する女性の行動を
時と場合と人によっては「オンナは逃げ道をつくってばっかりだ」
と言うらしい。
男と女の脳の距離。
永遠に縮まる事は無いように思う。