暫く慌しい日々を過ごしている間に世の中では、
ギリシアのバタバタ(ロイター: ギリシャ債務免除、欧州の法的グレーゾーンで実施に道も)
中国株、急落下から必死の大幅上昇(Bloomberg: 中国株:上海総合が09年以来の大幅上昇)
イラン核協議時間切れか(ロイター: 米国務長官「合意急がず」 間もなく期限切れ)
などなど、大きな大きなニュースが重なっているわけですが、
そんな中、ワタクシが一番気になるのは
これらのニュースの陰になってしまっているプエルトリコの経済危機。
(注意事項: この先、不謹慎な表現が沢山出てきます。自己判断でおすすみ下さい。
こちらは政治、経済、思想などの専門知識を持ち合わせない香港在住女の
偏見に満ちた毒舌日記となっております。ご了承下さい。)
日頃から世界の経済に目を向けている方々にとっては
プエルトリコもギリシャと一緒で、ずっと前から問題だったんだし
今さら何を。。。という感じなのかもしれませんが
ワタクシ、昨今のプエルトリコの経済状況、全く気に留めておりませんでした。
プエルトリコといえば、若かりし頃、初めて一人で添乗した場所で
その年のプエルトリコといえば、歴史に残る(←ここんとこ適当)雨不足の年。
街中で水使用量がコントロールされ、滞在先でも
水が出る時間は1日の内2-3時間に限られていたり、
街を歩けば、飲食店ではトイレ使用不可であったり、
公衆トイレは水無しだったりしたものの
雨不足、水不足以外の不満点というものは殆どなく
参加者の皆さまにも恵まれ、プエルトリコそのものの魅力にも助けられ、
それはそれは、たいそう思い出深い添乗経験をした場所なので
やはり、気になるのでございます。
気になるといっても、ワタクシが訪れたのは4半世紀も前のこと。
今回の経済危機ニュースをサクッと遡ってみると、政治的な事は別として、
そうか、比較的良い時期に訪れていたのだなぁと、今改めて感じております。
プエルトリコという名が表すように
自然に恵まれた本当に素晴らしいところで
綺麗な海あり、亜熱帯の緑あり、
太平洋を眺めて育ったワタクシが「ああ、これが地球の果てか」と思わず感じた風景あり。
翻弄されたその歴史故、様々な足跡ももちろんあり
そしてこうして個人的に思い出がある場所なので
治安さえ安定している時期ならばもう一度訪れたい場所の1つ。
まぁ、そんなこんなでプエルトリコ。
インターネットなどというものが普及していない世の中で
日本には殆ど情報も入っておらず、それこそ現地の情報は
全てランドオペレーターが頼みの綱という状況で
おそらく当時、社内諸先輩方の誰もが訪れた事も無かったであろうその場所に、
初めてのソロ添乗で行かせてしまうという、その会社の心意気ね、
そして今でこそ、「えっっ、プッ、プエルトリコ、私っすかっ???」くらいな
言葉を返せるであろうものの、若いという事、知らないという事は恐ろしい。
当時のワタクシは、なんのためらいも無く、「はぁ~い、行ってきまぁ~すっ!!」
と、行ってきたのでございます。
プエルトリコ、豊かな港、美しい港。
日常生活で中々、聞く機会や触れる機会はない場所ですが、
経済状況、治安状況を見守りつつ、
これを機会に、皆さまも是非に。