もう、カレコレ2ヶ月くらい前の出来事。
油塘(Yau Tong)に行きましたの。
油塘って、鯉魚門(Lei Yue Mun)への行き帰りに乗換駅として
利用した事が何度かあったくらいで
あまり、油塘そのものを歩く機会がなかったんですよね、これまで。
そう、初めての油塘。
まずは位置関係を把握しようと地下鉄構内の地図を眺めていると
背後から道を尋ねられましたの。
「@#%%&$*商場はどこかご存知ですか?」って。
@#%%&$*部分が聞き取れなかったので、
「何商場っておっしゃいました?」と聞き返そうと思い
振り返ると、そのお方、
鍼をオデコに沢山さしていらっしゃる。
鍼よ、鍼。あの鍼灸の鍼ですよ。
しかも、1本、2本じゃないのよね。
ざっと15本はあったと思うの、前額部に集中して。
一体、全体、何が彼女に起こったのか、
何かの治療中なのか、おまじないなのか
さっぱりワタクシ共には想像だにできませんが
「何商場っておっしゃいました?」って聞き返すはずが
「ゴメンナサイ、ワタシタチモ、アマリクワシクナクテ」
そうお答えするのが精一杯ででございました。
多分あの時のワタクシども、相当目がオロオロしていただろうと思います。
何年住んでも香港って、自分の概念とか経験値とか
そんなチッポケな枠からポーンと抜きでた
突拍子もない出来事に出会える街でございます。