やった、やった、Simon says
確かにやった覚えはあるけど、どこの英語学校の説明会に行ったのかしら?
最終的に入学したのかどうかも書いてない。
この辺りの記憶、没落してるな。2009年何てそれほど遠い昔でもないのに。
Simon says
日本では一般的に通じるんでしたっけ?
Simon saysと言ったら、一番最初に思い出すのはやっぱりこちらでゴザイマショ。
2009年7月16日「英語を学びに旺角へっ!」
「英語を学びに英国へ!」なんて書けたらカッコいいのに、ここは、香港。
「英語をやるぞっ!!」と、固かったはずの意志は崩れるどころか、
もともと見かけ倒しで、全然固くなかったって感じですが、それでも、
時間もあることだし英語をやりなおしてみることにした。
そして久しぶりの外出。「前に外出したの、いつだっけ?ん?金曜日?
その後4日間は5階の街市に降りただけ?あら、不健康ね。」とか、どうでもいい
ような事を思いつつバスの中から、香港の眺めを楽しんだ。 そして、旺角。
世界の中で最も人口密度が高い地区の1つとされる旺角(モンコック)。
ゴッチャゴチャです。
旺角もビックアップルといわれるくらい、カッコよさそうな感じだったらいいけど、
どちらかと言えば「イモ洗い」状態ですね。
イモはイモでも、ジャガイモもサツマイモも里芋も入っちゃって、カボチャまで
混ざっちゃって、もう、どうしようもないって感じの、不思議空間。
今日はWelcome dayということで、これから英語を勉強していこうと決心した同志が
一同に集まり説明を受けたのですね。日本でも教えたことがあるというアダムさんが
「Simon says ~」を交えながら、これから、こういうアクティビティを入れながら
勉強していきますよぉ。というお話でした。 一般的に香港は英語が通じると日本では
思われていると思うけど、実はそうでもない。ツアーでなく旅行や出張などで自力で
香港を歩いたことがある人はきっと感じたともあると思う。ホテルや観光客が来る
お店は英語慣れしているけれども、それ以外の場所ではタクシーを含め、
ほとんど通じない。。。と思う。そう、香港の人が皆、語学が達者か問われたら
そうでもない人もいる。特に相方さん世代の40歳前後の人は(正確にはもっと幅広い
年代だと思うけどどの辺りまでなのか、わかりません)小学校時代からすべて英語で
授業が行われていたために英語だけでなく歴史も地理も科学化学の授業もチンプンカン
プン、という生徒もたくさんいたらしい。時々LとRどころか、AとRの区別も定かでな
くなる我が相方さんに私も「あなた、どうやって学校、留年しないで卒業したの?」と
聞いたことが何度もある。香港7不思議のうちの2つ目だ。(←1つ目は香港式
バーベキューよっ!) 広東語で授業が行われていたら知識を得れたかもしれない
英語以外の科目も英語で行われていたために、英語が苦手な人とっては苦痛でしかなく
そんな事柄に興味などもてるはずもなく、いろんな事に対する知識ちょっとアヤフヤ。
それでも「回れ右!」を英語で言える相方さんに心底私は驚いたものだ。
そんな香港なので香港ヤンでも英語を恐怖に感じている人もいるらしく、
今日のお隣さんはかわいそうにSimon saysで緊張のあまり頭の中が真っ白になって
しまったのでしょう。その後広東語で行われた説明会でも「何を言っているか、全くわ
からないぃィ」と泣きべそだった。そして、その彼女のお友達はあまりにもわからなか
ったのか、Simon saysの途中、無言のまま部屋から出て行った。アダムさんも広東語で
説明会を仕切っていた香港ヤンお姉さんも、何事もなかったようにしてたから、
きっと、そういう人、たくさんいるのかもしれない。
へっ?この日、ここで終わっとる。
英語学校の体験入学の話っていうより、実は香港、英語はあんまり通じない場所
なのよって事が言いたかったのかしらね、この頃。今、思い起こせば2009年頃は
それでもまだ通じた頃だったんじゃないかしら。
英語なら任しといてよっ!とは決して言えない自分が言うのもなんですが、
2016年の今の香港、特に若者層の英語力低下は激しいわ、そんな気がする。