遅刻には厳しいのに就業時間に関しては相当いい加減と言われる日本人。
決められた時間内に決められた業務を終了できる能力がないいから
就業時間になっても就業できないと見られてしまう事も多々ある香港生活。
確かに、まぁ、そうかも。
5時30分就業の会社で上司が5時過ぎにチームに仕事を回したら、部下に
露骨に嫌な顔をされ、孫の代までダメ上司のレッテルを貼られる、そんな勢い。
この「時間」に関する事と、クーラーのオン、オフに関しては、
香港生活を始めたばかりの方にとって暫くはストレスの素になる事、間違いなし。
それでも「時間」に関する感覚はだいぶ、最近は改善されてきたかな。
少なくとも、配達とか、ネット配線とか、ガスやさんとか、そうした方々が
勝手に約束をとりやめたり、勝手に日程変えたりという事はなくなった気がするから、
だいぶ、大分、良くなってきているのではないでしょうか。
遅刻に関しては、遅刻するご本人さんは
「一体全体、何をそんなに目くじらをたてるのか」という感覚のようなので
その改善はなかなか難しいかも。
さて、そんな「時間」に関する2009年の香港の様子。
時間と約束にゆる~い香港社会。
2009年9月11日(金)
ネット接続の調子が悪くこの2、3日何となく落ち着かなかった。
どれだけネットに依存して時間を過ごしていたか、あらためて感じる。
PCCWのお兄さんがチェックに来てくれましたが原因は我家ではなく、
外の線らしいということが判明。
「後は関係者と連絡とってやりますねぇ。終了したら電話します!」と帰っていった。
で、先ほど、連絡がありました。
「終わりましたよぉ。試して、だめだったらまた、電話くださいねっ!」
よかった、良かった。無事、終了。
昨日、アポイントの電話を入れた時のコールセンターのお兄さんによると
「一番早い手配で明日の夜8時ー10時の間の訪問が可能」とのことだったので、
そのつもりでいたら午後2時45分頃電話で
「早くてもいいですかねぇ、3時頃どうですか?」という嬉しいお電話。
「時間を守る」「約束を守る」ということに対してすごく、すごく、すごぉ~く
「ゆるい」香港社会。 社員の「始業時間」のことで頭を悩ましている駐在員の方々、
多いのではないでしょうか。 頭を悩ますというか、これは一種の戦いですね。
そんな香港でも、最近はすばらしい進歩です。
デリバリーにしても予定日に着くようになったし。
ひと昔前は、約束の時間に届かないとかの問題じゃなかったのですよ。
予定日が勝手に変えられちゃうんだから、困ったものでした。
朝デリバリー予定だった品物が、待てど暮らせど来ず、
3時ごろに「少し遅れます」と電話が来て、夜になっても届かず、
挙句の果てに夜10時ごろ「明日になります」ということが普通にあった。
例えば何かの修理をお願いし、その時間に家で待機をしていても、
修理担当の方から「今日は行けない。。。」と、その約束の時間か、
もしくは大幅に遅れて電話してくることも多々あった。ふつーにあった。
そんな10年前と比べると「香港、がんばってるんだなぁ」とつくづく思う。
「もっとがんばれるだろう!!」というのが本音ではありますが。
配達ビジネスが発達している日本では考えられないかもしれないけど、
香港ね、昔々は、大変だったわ、そういえば。
デリバリーサービスも今は一般的になって、荷物も約束の日にほぼ届くように
なったけど、 昔の香港、それはそれは酷かった。
修理事を頼んで、アポとって、会社も休みとって、待機して、挙句の果てに
「今日はいけません」
配達だって、まともとに届くなんてことはまず無かったものね。
それでも今の日本の配達事情の正確さは異常なほどで、そのうちどこかに
歪が来るのではないかと危惧しています。今の香港くらいの
「今日届く、ちょっと時間はわからないけどぉ~」くらいがちょうどいいのかも。