香港もすっかり秋めいてまいりまして
近所の街市の八百屋さんにも栗が並び始めました。
栗ね、栗。
今日はそんな香港の栗のお話。
鬼皮も渋皮もツルリと剥けてビックリ仰天@香港の栗の皮剥き
栗といえば、秋の訪れを心底感じる事ができる
筆頭食材の1つであると思うのですが、
栗のあの、皮ですよ、皮!
鬼皮の後に渋皮の2段構えの皮ですよ。
ホクホクしてそれはそれは美味しいし、
「おかえりなさい。今日は栗が出ていたから栗ご飯を炊いたのよ」
なんて出来ちゃった日には、どこへでもお嫁にいけちゃう
そんな感じに自身の株だって上がりそうじゃないですか。
でもね、それでもなお、
あの皮をむく手間と疲労を考えるとね
なかなか手を伸ばしずらい食材でもあったのですね、
少なくともワタクシにとっては。
今日、街市で栗を見かけて、その八百屋のおじさんに
「栗ご飯を作りたいけど、皮剥くのが大変なんだよねぇ~」と
お話してみると、おじさん、へぇ~????と笑って
「あっつ熱のお湯をかけるの、で、熱いうちに
食器洗いのスポンジみたいので擦るんだヨ
そしたらパかっと取れるから。
お湯が冷めたら渋皮がまた実にくっついちゃうから
また熱いお湯にかえてあげたら、それで大丈夫だよ!!」
と、いとも簡単に仰るではございませんか。
へっ?????
そうなのっ???
まったくもって信じられない。
栗の皮がそんなにたやすく剥けるだなんて。
HK$10ほど買って、早速やってみましたよ。
ここで街市の八百屋のおじさんに教わった栗の皮の剥き方の復習。
香港の栗の皮の剥き方手順
1.街市で栗を購入(日本産以外!これが重要)
2.熱々の熱湯をかける
3.熱いうちに食器洗いのスポンジで軽くこすって皮をむく
(街市で売られている栗は鬼皮の一部を剥がして
渋皮のみになっている箇所があるから、その辺りからスルスルスルとすべし!)
その結果は驚きよ、ホントに驚きよ!!
ツルンっていうより、パかっと取れる。
八百屋のおじさんが言ってた通りだ。
おじさんも「パかっと取れるからっ!!」って
そういう表現してましたわ。
自分の場合、スポンジを使わず手で剥いでみたけど簡単、簡単!
これね、日本ではなぜ世の中の多くの方が
手をガチガチにさせながらも栗の皮剥きと格闘しているのか
ちょっと気になりグーグル先生におたずねしてみると
何とっ!
日本産の栗は中国産の栗とは種類が異なるようで
中国産のように、こうしてパかっと簡単には皮は剥けないんですって!
どうやら、日本でも中国産の栗のように皮が簡単に向ける種を研究中らしい。
The Page(2013年11月3日付):中国産にも劣らない日本のクリ
中国産にも劣らない日本のクリ むきやすさは在来品種が遺伝子持っていた | THE PAGE(ザ・ページ)
はぁ~、色々勉強になりますね。
香港ってね、大衆食堂でも「栗」を使ったメニューが多く採用されていて
こんなに仕込みに手がかかる食材なのに、何故だろうとずっと思っていたけど
ははぁ~、なるほど、香港では思ったほど手間のかかる食材ではないのだな。
ところで今回、香港の街市で購入したHK$10の栗のお味がどうかというと
まだ食べていなくて、その結果はここではお伝え出来ないのが残念ですが
また、機会がありましたら書いてみようと思います。
街市で栗を見かけるけど、手がかかるから何となく避けているという
日本人の皆さまっ!!
栗の皮剥きは日本のそれとはまったく、ホントに全く異なります。
今年の秋は是非是非是非是非、皆さまも是非に!!