2009年頃のクレジットカードの話題。
2017年となった今、クレジットカードはもちろん、
VisaPaywave, PayPass, Octopus,などなどなど電子マネーも極極普通に
日常的に使われている香港。
金融関連については、日本よりずいぶんと進んでいる香港に住んでいながら
そういえばあまり金融関連の話題にはこのブログで触れてこなかったですね。
実はワタクシ、クレジットカードやマイレージカード、お店のポイントカードや
なんとかメンバー特典云々、そういう類の話にトンと疎い。
来年は少し、明るくなれるよう、意識して生活してみようかな。
Platinumカードが届いて思う事(2009年)
2009年12月31日(木)香港、曇り時々雨。15度。湿度90%
US$1=JPY92.43 / JPY1,000=US$10.81
HK$1=JPY11.92 / JPY1,000=HK$83.19
さぁ~、いよいよ、数時間で新しい年を迎えますね。 2009年は香港にとっても、
私にとっても激動の1年でございましたねぇ。まぁ、どちらかといえば、私よりも、
相方さんにとって激動な年だったというのは、相方さん自身の感想でございます。
さて、昨日、銀行からPlatinumカードが届いた。
自慢でもなんでもない。
我家にあるのは時間と平和な空間くらいでお金もなければ地位もない。
まぁ、我家に届いたのだからそこいら中に届いたのだと思う。
カードも口座も香港では頻繁に「アップグレードします」攻撃がある。
彼らはとても、熱心だ。
手続きのサイン1つも面倒と感じてしまうズボラな私たちは
「いやぁ~、いいですわぁ、このままで」っていうのが普段の流れでしたが、
このところ、日本へ帰ったり忘年会があったりと、
生活がイレギュラーだった為か
「プラチナカード要らない場合には3日までにご連絡下さい。」のデッドラインを
過ぎてしまい、昨日、届いてしまったというわけです。
カードが届いたのと同じ頃、先日読み損ねてしまった12月28日の
日経新聞を読んでいると、おやっ!
「金融商品比べて選ぶ」のお題が「クレジットカード」
一般カードとゴールドカード、
またはプラチナカードのSWOT。
中でも興味深かったのが記事の中で「廉価版プラチナカード」と
「廉価版ゴールドカード」と呼んでいるカードの存在。
日本にはそういったものがあるんですね。
―日経新聞から引用―
景気が停滞しても「ゴールド」や「プラチナ」といった高級クレジットカードへのあこがれは消えない。そんな消費者心理をくすぐるかのように、年会費が格安な「廉価版」のゴールドやプラチナが続々登場している。持つことへの満足感に加え、ポイントやサービスなどの実利面でも一般カードに比べて充実している。
―引用ここまで―
記事を読み「廉価版プラチナカード」っていう呼び方を目にしたときには、
チョッとピンとこなかったけど、何だか、少し分かる気がします。
日本のクレジット業界、香港化してきたって事ですね。
香港なんか初めっからクレジットカードというカード、ほとんど「廉価版」だもの、
金融ビジネスに関しては先見の明があるって言えば、そうなのかなぁ~。
さすが「お金」と「見栄とプライド」あ、も、もとい
「client satisfaction」には敏感の香港です。
「まだ自分は香港に来たばかり」とか「給料現金でもらってます」とか
特殊な例は別として、ここではVISA、マスターはもちろん、
アメックスだって普通に働いてたら大体取得できちゃうし、
アメックスのブラックカードだって若い人、結構持っている。
初年度の年会費無料にしますよぉ~ってプロモーション結構やったり、
各社、いろいろ、やってる。
あれ、想像するにカード会社内の評価では「カード発行部数」が
業務評価の大きなポイントとなるのでしょうね。
だから、後でカードキャンセルされようが、
2年目からの年会費踏み倒されようが(←これ、香港人、普通にやりますね。)
関係ないといえばないのでしょう。
クライアントの為を思ってカードを発行なんてここでは、ありえない、ありえない!
あくまでも自分の評価を上げるため。
しかも、この年末の時期といえば旧正月前のAppraisal に向けてラストスパートって、
もう、魂胆、見え見えですね。(←イヤ知らないですよ、ホントのところは。
あくまでも勝手な想像。あ、新年になることだし、来年は香港を素直に、
好意的な視線で見る事を心がけることを目標の1つにしよう!)
―再び、日経新聞から引用―
プラチナカード 会員資格に独自基準 資産・利用実績など特にプラチナカードはカード会社から案内状が届かない限り、利用者から自由に申し込めない場合が多い。それだけにVIP気分を味わえるサービスが用意されている。(中略)三井住友VISAカードが発行するプラチナカードも招待状が必要。ゴールドカードの利用実績などが審査基準といわれる。年会費は5万2000円(税込み)。実際に招待状が届いた人によると「ゴールドカードを支払いの延滞なく年100万円以上使い続けたら、10年目ごろから招待状が届き始めた」という。
―引用ここまで―
プラチナカードは人に満足感を与えることができるか
一方、ここ、香港。
今回のプラチナカードを送ってきた銀行での例を挙げてみましょう。
いつ口座を開いたかは忘れた。14,5年くらい前かな。
たまたまその銀行が近所にあったからというのがその理由。
日本円口座もあるし、手数料なく日本円そのものを1度に15万円まで引き出しも、
入金も可能だから何かと都合いいし。(←利息も日本並ですが)
特に不便はなかったけど前職時には会社の給与振込み銀行にはその銀行は
指定されていなかったので、その自分の口座自体を忘れるほど使っていなかった。
口座の動きが暫くないと、銀行から「もうそろそろ動かさないと凍結するよん!」と
連絡がくるので、その都度、HK$20とかHK$50とか入金したりしていたくらい。
カードからの引き落としなんて、毎月のインターネット代HK$200ドルくらいで、
カードを使って貢献なんてことは、何らしていない。
でも、届いた。
というか、そもそもこちらは申し込みもしていないのだから、
先方が勝手に送りつけてきたというのが正しい。
さて、表題の「Platinumカードは人に満足感を与えることができるのか?」ですが、
結論から言いまして 「できる」でしょう。
あ、あくまでも「満足感」です。
価値があるかどうかは別として。
だってね、こういうことに物凄く疎い私たちでも、カードが届いた時に
チョコッと、チョコッとだけではありますが
「おっ??プラチナカードが届いたよ。」と、ちょっとワクワクしました、正直。
だから、普段から関心のある人にとってはとても効率的かつ有効な戦略だと思います。
そして、そのカードが入っていた封筒には
「All cards are not created equal」とあります。
そうだ。
人間みな平等なんて嘘っぱちだ。
あ、そうそう、ところで同じ銀行に多分30年以上口座を持ってる相方さんには
今回届きませんでしたのである程度の残高は必要と推測します。
やっぱり、平等ではなく、それなりに公平なのかも。
さぁ、まもなく、新しい年。
「世の中の全ての人が平和で安心にそして、楽しく暮らせる日」に
一歩でも近づける素敵な年となりますように。