先日、板門店で行われた南北首脳会談について少し触れました。
hongkonghongkong.hatenablog.com
で、本日は、その南北首脳会談のその後。
おっと!
その前に、日本ではどうだろう、これ、
今回の北の委員長の動きをどちらかというと胡散臭いというか
懐疑的な感じて受け取っている人々が多い雰囲気かしら?
ちょっと、日本の雰囲気はわかりませんが、
香港はというと、
香港はというとですね、
ニュースではやるけど、市民的には無関心??
そんな感じかな?少なくともワタクシの周辺では。
香港はね、なんといいますか、まぁ、
イロイロ、あり過ぎるのよっ。
毎日、毎日、毎日、毎日、
こんなちっちゃなところで、はぁぁぁぁぁぁ????
というような「何故そうなった??」的なニュースがね
まぁまぁまぁまぁありまして。
今、こうして振り返ってみましても、最近では
検査する為にホルマリン漬けにされていた亡くなった方の脳が無くなったり
選挙後開票計算の為に使われたパソコン7,8台がすべて無くなってしまったり
日本にはあまり伝わっていないであろう系のニュースが山盛りで、山盛りで。
まぁ、そんな香港事情はここでは置いておきまして。
今回の南北首脳会談。
その後のニュースとして、ほっ??!!と感じたトピックスかあるのですが
まずは、こちら。
何といっても「平壌冷麺」の盛り上がり。平壌冷麺、毎日行列らしいわよ。
時事ドットコム(2018年4月29日):平壌冷麺「40分待ち」南北会談で大人気に
Ariran news(2018年4月30日)
Summit menu prompts interest in N. Korean cold noodle
英語系のニュースだって、ほら、報道してるわよ、平壌冷麺。
BBC:Korean summit sparks cold noodle craze
世界各国の冷麺メーカーさんは金委員長と文大統領の2ショット写真を
パッケージに使ったらいいかもしれないわね。
売れるわよ、きっと。
売れずに「特売品」なんかにしちゃったら、目、つけられちゃいますかね?
やっぱりパッケージ採用は止めといた方が良さそうね、リスク多すぎ!
そして南北首脳会談後の気になるニュース、もう1つは
AFP(2018年4月29日):「北朝鮮時間を戻して韓国に合わせる」南北会談で金正恩氏
からの、早速、5月5日から時間統一しますよ!のニュース
はっ、速いな、金委員長のお仕事。
Sputnik日本(2018年4月30日):
北朝鮮、5月5日から時間統一 韓国に標準時間合わせる
では、その2018年5月5日から時間統一しますよ、というそのニュース。
香港ではどのように伝えられているかというと、
日本の報道と大きく異なる部分があってとても興味深い。
異なる部分というのは、香港では何故「平壌時間」というのが
2015年から始まったのかという部分に触れているところ。
テレビのニュースでは日本、韓国、北朝鮮周辺の地図を用いて
結構詳細に説明している。
日本語ニュースでは、ネットで見る限りその部分には
ほとんど触れられていなくて、んっ???
これは何か複雑な理由が見え隠れしているの図なのかしら?
折角ですので、香港での報道を少し。
星島日報(2018年4月30日): 取消「平壤時間」 重與南韓同步
東網(2018年4月30日平壤時間周六起撥快半句鐘 朝重新與韓使用同一時區
聯合新聞網(2018年4月30日):
5月5日平壌時間改首爾時間 統一韓鮮半島時区
聯合ニュース、日本語版では2015年の出来事に触れていないのがこれまた興味深い。
聯合ニュース(2018年4月30日):
北朝鮮「南北の時間を統一」5月5日から標準時変更
2015年に平壌時間が設定された背景はこちら
東洋経済(2015年8月8日):北朝鮮はなぜ「平壌時間」を設定するのか
政治的なこと、地理的なこと、各メディアの方向性や、
複雑な大人の事情など色々あると思うし小難しいいことはワタクシにはわかりませんが
まぁ、なんといいますか
今回のニュースを日本語、広東語というたった2つの言語で見ただけでも
ニュースを発する人が異なれば、そのニュースの内容は色が変わるし
見る側、聞く側、情報を得る側というのは、そうしたニュースの色によって
蓄える知識が増えるのだもの、国が違えば
お互い様々な意見や見識の食い違いはいつまでたってもなくならないはずよね。
と、いうことで
北のお国も南のお国も、同じ時間、2018年5月5日からよっ!