香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

炸子鶏(鶏の丸揚げ)、梅菜蒸鯇魚(ソウギョの梅菜蒸し)、通菜炒鮮魷(空芯菜とイカの炒めもの)。湾仔駅から徒歩5分、アクセス抜群の立地で香港の家庭料理をお安く満喫できるお店。(苑記、湾仔、駱克道街市熟食中心)

久しぶりに湾仔、駱克道街市熟食中心。

Covid-19の規制で現在、飲食店は夜10時までの営業。お店に辿り着いたのは9時少し前という時間帯。でもお客様はまだまだ大勢で結構な賑わい。

続く仮住まい生活、調理器具が限らている為、蒸し魚料理を作るのが難しい。と、いうことで蒸し魚。

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駱克道街市熟食中心の中には数軒お店があるけれど、主に行くのは「苑記」と「中記」の2軒。で、本日は「苑記」。ブログ内にも何度も登場しているので、皆様もメニューは見飽きているかもしれませんが、こちらでございます。

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今どき、この価格で大丈夫なのかしら?と、こちらが心配してしまうくらいの料金体制。ビールも大瓶HK$16-からなので、周辺の湾仔のバーと比べると料金が異なり過ぎていて何だかよくわからなくなってくる。

Soderbergというビール、初めて飲んだ時は「何だかヘンテコな味のビールね」と思ったけれど、その味にもすっかり慣れた。サラサラ飲めてしまって夏場には良いわよね。

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メニューに写真はないけれど、お隣のテーブルはネパールの方々で広東語は少し苦手なようだったけど楽しそうだったし、片言の広東語で頑張ればきっと大丈夫。この「苑記」はお店の方も優しいし。

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炸鶏(半隻)HK$100-(鶏の丸揚げ 半羽)

他のお店では、多くの場合「炸子鶏」と呼ばれているメニュー。

「今日は揚げ物は止めとこうね」とお話しながらお店に入ったのに、お隣のネパールの皆様がつまんでいたのを見たら美味しそうだったので、ついついオーダーという流れ。

以前は半羽HK$90だったから、それでも少し価格改正は試みているよう。

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オーダーすると値段をすぐ伝票に書き込んでくれるのでお勘定も安心。

下の16x2はビール代。

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梅菜蒸鯇魚(ソウギョの梅菜蒸し)HK$63-。

久しぶりの蒸し魚にホッとする。

梅菜蒸鯇魚は香港スタイルの定食でよく採用されているお料理。

「梅菜蒸鯇魚+本日のスープ+白飯」という感じで、日本でいうところの鯖の塩焼き定食的な立ち位置かしら。淡水魚なので日本の方は好き嫌いがあると思うし、ワタクシ自身も香港に来た頃は苦手だったけど、今ではすっかり日常の一コマ。

ここのお店の「梅菜」と「醤油」は甘めなのが特徴で優しいお味。

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通菜炒鮮魷(空芯菜イカの炒めもの)HK$58-

価格高騰の勢いが全く収まらないイカを使ってHK$58-というのは驚きで、「女将さん、忙しすぎて他店の値段、きっと把握しきれていないよね」などと余計な心配をしながら美味しく頂いた通菜炒鮮魷。

「通菜」は「蝦醬(エビの発酵調味料)」で味付けするのが一般的だけれど、蝦醬は未だに苦手なので蝦醬なしで炒めてもらいました。こうして蝦醬なしでにんにく風味のみで味付けしてもらってほうが日本の方には合うかも。

通菜は葉物が少ない夏場に貴重な夏が旬のお野菜。そうはいっても現代は昔と全く事情が異なり、夏場でも普通に葉物野菜も購入できるようになったし、以前に比べ夏場の葉物野菜のありがたさというのは感じづらくなってきたかしら。こうして人々というのは「旬」という感覚や「季節」を感じる自分自身の知識や感覚のセンサーの精度を失っていくのかもしれません。便利さと引き換えだな。

ほんの20年前くらいまでは夏場は本当に瓜系のお野菜が殆どで、瓜料理の豊富さも、瓜そのものの種類の多さも驚いたものだけれど「瓜」の存在感ってそういえば最近すっかり薄くなった気がするな。瓜類さん、君たちも頑張っておくれ。

この日のお勘定、ビール3本含めHK$269-

(Ref only : HK$1.00 = JPY14.29 / JPY1 = HK$0.069 as of 20210624)

 

苑記、地下鉄(MTR)湾仔の駅から歩いて5分程度。銅羅湾からも徒歩圏内。

香港の中心地で香港の雰囲気タップリの空間の中、お安く香港の家庭料理が満喫できるお店です。よろしければ皆様も是非に!

苑記:灣仔軒尼詩道225號駱克道市政大廈街市熟食中心2樓

駱克道街市熟食中心の地図と詳細はこちら(香港政府サイト)

苑記、OpenRiceでの評判はこちら

苑記 – 香港灣仔駱克道市政大廈的港式粥品熟食中心 | OpenRice 香港開飯喇

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*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!

 

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椒鹽白飯魚(白魚の唐揚げ塩コショウ味)、脆皮鹹豬手(豚足のクリスピー揚げ)、龍蠆頭腩(ハタの旨煮焼き)。懐かしい雰囲気のダイパイトン、小人数でも大人数でもワイワイガヤガヤ、お得なセット料理が盛りだくさんのお店。(勝利大排檔、啟業邨、九龍湾)

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久しぶりに啟業邨(英語:Kai Yip Estate)。3,4ヶ月ぶりかな。振り返ってみたところこのブログ内にはその時の様子はまだ投稿できていない模様。もうどこかへ埋もれてしまっているかも。

それよりもっと前、1年位前の様子はこちらにありました。

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お昼を食べそこねたので、お腹ペコペコ。九龍サイドで6時を待たずに食事ができそうな場所ということで久しぶりに「勝利大排檔」へ。

夜6時前のお店というのは混んでいないから好きなのよね。キッチンの皆様も余裕があるのか、出てくるお料理も丁寧な場合が多いし。

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こういう時間帯で運営してくれているダイパイトンは本当にありがたい。

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懐かしい雰囲気。

香港も、こうした風景は年々減ってきて寂しい限り。どうにか残していける方法があるといいけど、世の中の流れというのは止められないのかな。

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周辺も綺羅びやかオフィスビルが大分増えました。

懐かしい雰囲気の貴重な場所ではあるけれど、観光客の方が自力でここに辿り着くのは少しむずかしいかな。地下鉄の最寄り駅を敢えて上げるなら「九龍湾」にはなるけれど、駅から遠いので夏場に徒歩は避けたほうが良い。

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A,B,C, それぞれお好きな料理を1種類づつ選び3種の料理でHK$268-になる仕組み。

週末や祝日前夜はHK$288-

アラカルトで頼むとHK$334の組み合わせだからセットはお安いし、取り入れられているメニューもケチくさいお料理ではないのでお得感満載。

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他にも色々組み合わせ料理がおすすめされているけれど、写真はないので広東語が苦手な方はお料理名の予習が必要かな。

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本日のおすすめをゆるくテキトーに組んでもらいたい系の我々には助かるわ。

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お料理3種のメニューばかりの写真になったけれど、大人数向けのお得セットも沢山あって小人数でも大人数でも安心。

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香港風土鍋料理や火鍋コースも揃う。

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メニューは多すぎて載せきれないので、次に進みましょう。

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と、いうことで、3種HK$268のコースから。

メニューセレクションはこれね↓↓↓

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Aから椒鹽白飯魚(白魚の唐揚げ塩コショウ味)。

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椒鹽白飯魚(白魚の唐揚げ塩コショウ味)は比較的どこのお店でもあるメニューだけれど、ここの椒鹽白飯魚は西洋系のバーのお味に近いかな。オニオンフライのあの味!

この味で椒鹽洋葱(オニオンフライ塩コショウ味)メニュー作ったら良いのにね。

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Cからは龍蠆頭腩をチョイス。

「龍蠆(ロンタン)」はハタ系のお魚で高級魚の類。

Cのメニュー記載では「捌きたての」という枕詞がついているけれど音の並びでそう表記されているのであって捌きたてではない。でもお値段から捌きたてであることはないことは明らかなので特に炎上はしない。それでも昨今の香港「こういう表記は誤解を生むだろう!」という運動も盛んで、なんとも寂しい。そういう世界は疲れるわ。

ところで、この龍蠆(ロンタン)というお魚のお料理、香港では比較的出会うことが出来るのだけれど、日本ではどうだろう。西日本では楽しめるのかしら?

龍蠆ってなんでこんなに美味しいのでしょうか。日本でもポピュラーになったら良いのにね。

かつて龍蠆について大分書いてきたような気がしたけれど、意外や意外、このブログではあまり触れてこなかったのかしら。「ハタ」という単語に置き換えてきたのかも。

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如何せん、ネットやスマホが一般的でない時代に香港に来たものだから、香港生活の大部分はブログ内で整理してこれていないのよね。ヤシカのカメラを持ってきたわよ、香港に!フィルム入れるやつね。

まぁ、焦っても仕方がないし、またボチボチとやってゆきましょう。

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たまにはお料理の集合写真を撮ってみたいと思うけれども、お料理はやはり運ばれたところからガツガツ食べたいのでなかなかタイミングが合わないのよね。

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Bのセレクションからは脆皮鹹豬手(塩味豚足のクリスピー揚げ)。

このお店は豚足自体が大きいから結構な量。4人で食べると丁度いいかもというくらいの量だし、もともと塩漬けにされている豚足なので塩気も多いので、心してどうぞ。

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3種とも揚げ物系を選ぶとは、メニューの組み合わせとして色々、違うだろ!と思わないでもないけれど、普段家で食事をする時にはサラリとした内容ばかりなので外で食べる時くらいはどちらかというとジャンク系に偏りがち。

ビールは3本だったか、4本だったか、お勘定はHK$350-くらいだったかな。相変わらずなんともフワッとした記憶。

(ref only : HK$1 = JPY14.26 / JPY1 = HK$0.070 as of 20210623)

 

九龍湾の駅から距離はあるけれどタクシーでスススーと行くも良し。冬場であればテクテク、テクテク歩くも良し。

 

勝利大排檔:九龍灣啟業街啟業村熟食亭

お店の正式名称は「勝利菜館」というらしい。

勝利大排檔、OpenRiceでの評判はこちら:

勝利菜館 – 香港九龍灣的港式大牌檔 | OpenRice 香港開飯喇

 

少人数でも大人数でもワイワイガヤガヤ、お得に楽しめるセットメニューが盛りだくさんだし、香港では貴重になってきた雰囲気を楽しめるお店の1つですので、機会がありましたら皆様も是非に! 

 

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野生のイノシシ、地下鉄に乗ってお出かけ。香港は結構、野生の動物との距離が近い場所よね。

ジメジメ、モヤモヤした日々が続きますね、香港。

日本の梅雨も湿度が高いと思いますが、香港の湿度はね、これ、なんと言いますか、凄まじいものがありまして「体がダルくてね……」とか「この季節、パンがカビやすくって嫌よね……」とか、そういう程度のものではなくて、体全体水分飽和状態で、特にスネに大量に毒毒した水分が貯まるような、そんな感じだわよね。湿度と気温のバランスでこれほど不快な場所って香港の他にどんな所があるのかしら。今度、機会があったら調べてみましょうか。

さて、そんなジメジメ、モヤモヤの毎日で出かけるのも億劫になりますが、ほらっ!野生のイノシシさんだって地下鉄にのってお出かけしているもの、ヒューマンな我々もグズグズするのも程々にしてシャキっとしないとですね。

hk.on(2021年6月18日):野豬仔鰂魚涌搭港鐵過海 橫衝直撞坐關愛座小休

hk.on.cc

それにしても野生のイノシシ。これくらい小さなイノシシだと普通お母さんや兄弟イノシシと一緒にグループ行動すると思うけれど、ご家族とはぐれちゃったのかしら。心配だわね。

一時ザワツイた香港のMTR(地下鉄)ではありますが、お出かけのウリ坊、けが人も出ないまま捕獲された後、AFCD(Agriculture, Fisheries and Conservation Department )によって検査したところ身体良好そうだということで適したカントリーパーク内に返されたとのことですが、またお仲間と会えるのかしら? それとも本来の家族でなくても新しいグループの中でやっていけるのかしら? 

野生のイノシシもヒューマンな我々も、思いがけない様々な出来事があるものですね。

香港生活、野生動物との日常はこの辺り↓↓↓

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