香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

捕鯨問題を考える。時々ね。  国際捕鯨委員会総会

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沿岸捕鯨基地の近くで生まれ育ったせいか

この時期になるとふと考えることがある。

自分が捕鯨を考えるにしても、何故この時期なのか。

別に国際捕鯨委員会(IWC)総会があったからでもなんでもない。

ただ単に、沿岸捕鯨の時期が今年も終わったから。



捕鯨問題の奥の、奥の、深か~い、奥底にある

ホントのとこの問題は何なのか。



毎日新聞:守るべきは沿岸捕鯨だ(リンク切れ)

産経新聞:調査捕鯨先延ばし 継続へ丁寧な説明尽くせ(リンク切れ)

読売新聞:IWC調査捕鯨先延ばし決議 日本従わない方針(リンク切れ)

あと、主な新聞に何新聞があったっけ?あっ、朝日か。

朝日新聞:日本、南極海の調査捕鯨再開方針を表明(リンク切れ)

ニュース記事とか、コラムとか、捕鯨関連色々書かれていますが、

はてっ?

 




捕鯨地区での生活だもの、もちろん日常生活に鯨はある。

鯨関連で生活している人もいるし、普通にスーパーでも売っている。

でも、だからと言って、私個人は

捕鯨は日本の文化だから!とか

伝統食文化を守れ!とか

多くの人が職を失う!とか

そういう視線で捕鯨問題を考える事はあまりない。

(注釈:捕鯨ができなくなったら職を失う人がいるという部分に関しては

それは確かにそうで職自体が少ない房総では深刻な問題だけど、

でも、職を失う危機というのは捕鯨問題に限った事ではないと思うので

上の部分にざっくり入れました。)



ただ、世界中の国で鯨を獲る事を止めてしまったら

我々人間は、近い将来本当に天然の魚を食べる事ができなくなるかもしれないという

単純な危機感は自分の中に多いにある。



鯨は魚を食べない、海の脅威にはなり得ないと

一部の人々の間で信じられていた昔と違って、

鯨も種類によっていは、とてつもない量の魚を食べるというがわかったし、

少子化問題が深刻な日本や香港では普段感じないけど

爆発的に増え続けている世界の人口だって、それこそ脅威で

生活レベルや文明レベルが上がってゆくにしたがって

健康を考え、肉より魚介類を食べるようになる事は誰にでも明らかな事なのに、

私たちは毎日、毎日、生きるために魚を獲りつづけているのに

その頂点にいる鯨を哺乳類だから、カリスマ性があるから、頭が良いから、

可愛いからとか、そういう理由で獲らないでいると

そりゃ、魚、いつかは全滅するでしょ。

鯨って人間以上に長寿な生き物で70年なんて普通に生きるらしい。

アメリカの内陸部ではエビの養殖業が流行っているらしいじゃないですか。

豚は値が下がってばかりで、やっておれん。

これからはシーフードよっ!って事らしい。

養殖だもの良いじゃないって事ではなく、

あれだけ肉、肉、肉って肉食だった方々の意識が海産物に向かってきてるのよ、

自分はちょっと、一種の恐怖に感じる。



捕鯨は日本の文化だから残さなくてはならないとか

毎日を生きるために鯨肉を食べなければならないとか

個人的にはそうは思わないけど、魚の絶対量が減り、

天然の魚は高騰し、魚が食べられなくなる切実な危機感。

捕鯨反対する人は反対でそれも意見だからいいのだけれど、

では、魚が無くなるかもしれないというその危機に関しての

対応策を一緒に挙げてもらいたいのよね。

ってか、あるなら、是非教えて!そして皆で考えればいいじゃん。

日本政府も、調査捕鯨で話を進めるはいいけれど、その調査自体も

意味があるんだか無いんだか、素人の自分は全くわからない。

資源管理ってことじゃ、駄目なのでしょうか。

元々は鯨を守るっていう資源管理だったのかも知れないけど、

この何十年かの間に我々は沢山学んだと思うんだよね、新しい事を。

あれっ?鯨って、もしかして種類によっては

守ってばかりいたら、駄目なんジャン?って

知識得たと思うんだけどな。

今は別の角度からの資源管理、鯨から魚を守るって方向での

資源管理も必要なんじゃないかって、そう思う。




日本が孤立しそうな、この捕鯨問題。

商業捕鯨で話をまとめるってわけにはいかないのでしょうか。

読売新聞の記事によると商業捕鯨枠でも反対が随分いたようなので

難しいのかな、色々。




地球上の人類と魚と鯨とそれぞれの消費量とか人類が面している食の危機とか

淡々と証明してゆく事も必要だろうし大変なのだろうと想像します。

でも商業捕鯨で日本とオーストラリアがタッグを組んだら

結構いいビジネスができるだろうにと思うのよね。

オーストラリアだって、これだけ各メーカーの工場が撤退して

失業率が上がっていれば(WSJ)、本気で別の業種を国が整えてあげる事だって必要だろうに。

中国だって、地溝油を作り出せるスキル(NEVER)と行動力があるのなら

鯨油を使って食用化した方が、こう、色々な面で

健全で健康的だと思うのよ。

急に中国にふりましたが新しいビジネス好きそうって思うだけで他意はありません。

 

実際のところオーストラリアの人々にとって鯨の存在ってどうなんですかね?

自分にとっての「猫」みたいな存在なのかな?そうだとしたら

ビジネスにしよう言っても酷だよね。




世界各国集まって商業捕鯨の利点と不利点を

淡々と話し合ったらいいと思うの。

皆で、模造紙に書いたらいいよ、模造紙に。中学の頃やったみたいにさ。

海の生物のバランスは保たれ

オーストラリアは新しいビジネスの誕生で

中国の人々は健康的油を手にし、

で、結構、丸く収まりそうな気がするけど。

そうなった場合、手持ちの札は未だ使いたくない、とか何とか

グズグズするのは案外、日本政府だったりして。

まっ、そんな単純な話でもないから商業捕鯨も復活しないままでいるのだろうとは思いますが。




捕鯨問題が何故こんなにもコンガラガッテしまったのか。

オーストラリアやニュージーランドの人々が

鯨を食べる人々がいるからオージービーフを、この素晴らしいラム肉を

日本の民が食べてくれないと嘆いているのだとしたら、

それは大きな誤解ですと、早いとこ

教えてあげたほうがいいと思うの。

お互いの為だわ。

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