2009年7月23日(木)「ネコちゃんたちの腹時計」
香港、晴れ時々曇り
我が家ではあまり目覚まし時計を使わない。
そんなもの無くても起きれるわョ!大人だもの。ってことではない。
目覚まし時計のかわりに私たちを起こしてくれるのは猫ちゃんたち。
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朝8時と夜8時が食事時間の彼ら。
朝7時ではまだなんでもないように眠りほうけている。
15分頃には何となく起きはじめる。
30分頃からミャー、ミャー声をだしはじめ、
私たちがあんまり知らん顔してると私のおでこをたたき出す。
それでも、知らん顔してるとおでこをつつき出す。
私たちが起きるまでそれを続けてくれる。
以前、私が勤めに出ていた時にはご飯の準備は相方さんの担当。
そのことも全てわかっていたらしい。
当時は6時40頃には私の頭をつついて起こし、私が顔洗ったり、着替えたりして
完全に私が起きたのを確認すると安心したようにまた眠りにつく。
そんな頼りになる彼らですが、時々、起こしてくれない時がある。
私たちが外で飲んできて夜ご飯が遅くなった翌朝はお腹がすかないのか、
私たちの隣でスヤスヤ寝てる。 やっぱり、腹時計でうごいてたんですね。
ものすごく正確。恐るべし猫ちゃんの腹時計!
ところで、先日、英国のカレンさんが研究結果を発表した。
「飼い猫は空腹でエサが欲しいときにゴロゴロ音とうるさい鳴き声を合わせて使う」
National Geographic (2009/07/13)
いろいろな条件とか例外とかもあるのですがこれは「新しい研究」から明らかになった
ということで発表された。 猫と一緒に暮らしている人であれば感じていると思うけど、
我が家の猫ちゃんのように猫パンチで催促する猫もいれば、
もう一方の猫ちゃんのように「ちょっと、あなた、早く2人を起こしてご飯の準備を
させなさいよぉ!」と他人任せならぬ他猫任せな猫もいる。
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そして、今回の研究発表のようにゴロゴロ音を使う猫がいることもたいていの人なら
気づいていると思うのです。
が、はやり「研究で人生やっていこう!」と志あるカレンさんのような人たちは
やることが違った。猫ちゃんっていろいろな表現するんだなぁというところから
一歩すすんで研究しちゃうんだから。
この研究は日本メディアが扱ったようにもちろん香港でも取り上げられた。
同じものを見ていても、聞いていても、感じていても、
それを活用できる人とできない人の差。
そうしたものは、確かにある。
その後、ねこ語に関連する研究というのも各地で行われているらしく
音声学者がネコ語の研究を本格始動という記事もありました。最近では
ナショナルジオグラフィック日本語版(2016/04/01)
音声学者がネコ語の研究を本格始動 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
スウェーデンの愛猫家で音声学研究者のショッツ氏さんにインタービューした
この記事によると「ネコが「ニャー」と鳴くのは、ほとんどの場合人間に話しかけて
いるのであって、他のネコに対して鳴くことはあまりありません。」とあります。
へぇ~、そうなんだ。
やっぱり、うちの猫ちゃんたちも私たちに話しかけてたんだ。
「ご飯まだぁ~?ちょっとぉ~、ご飯、ご飯っ!!」
って言ってるんでしょうね、きっと。