宗教、いつの時代も難しい。
私自身、宗教に関して無関心という事ではないのだけれど、
「宗教」というのは、よくわからない。
香港は、宗教の違いによって大きな争いが起きるという事は
あまりない場所だけど、
1人1人という個人単位でみてみると、
日本よりは、それぞれ対象は異なれど
宗教に近い人たちであるような気がするかな。
難しいお話では決してありませんが、今日は若干、宗教関連のお話。
宗教に関する一般知識が不足している為、
頓珍漢な内容、くだけすぎたトーンもあるかもしれませんが、
香港住まいが長くなった、ちょっと怪しいヤップンヤンの
個人の日記と、大目にみて下さいましたら幸いでございます。
黄大仙の唱え「すべての望みを叶える」
2009年11月12日(木)香港、曇り時々にわか雨。27度。湿度76%
「人工消雨」に「人工降雪」 困ったものです。
世の中には、世の中の全てを自分で仕切りたい人が本当にいるのですね。
一体、何が欲しいのでしょうか。
そんなに天に逆らうようなことばかりしていたら、この世での命が尽きた後には
大変な思いをすると思います。(←え、神がかってる?)
今日は香港考試及評核局に野暮用があり、黄大仙まで出かけてきました。
次の約束まで3時間。
何するかぁ~?
まぁ、せっかく黄大仙まで来たんだから黄大仙廟に行ってみよう。
という、何とも想像通りの私たち。
思考回路は極めてシンプルです。
ひさしぶりの黄大仙を一回り。
ブラブラしながら、
「ところでさぁ、黄大仙廟って誰を祀ってるの?」
と相方さんに聞いてみた。
……
「ん?知らん。」
……
まぁ、香港人だからってすぐ答えられたら
「あなたは観光ガイドさん?」と思ってしまうし。
あらためて
「ところでさぁ、黄大仙ってさぁ、お寺?それとも神社?」
答えられるわけは、もちろん、ない。
廟というからにはやっぱり、神社なんじゃない?
大嶼山は寺ってチャンとついてるし。
って何とも安易で適当な私たちの会話。
相方さん、応戦。
「だいたい、お寺と神社ってどう違うんだっけ?」
「神社には神様、お寺には仏様がいるんだよ。
で、神社ではパンパンって拍手して、
お寺では合掌するからパンパンってしないね。
神社には鳥居あって、お寺には普通鳥居は無いね、まぁ、例外もあるけど。
広島にも赤いのあったでしょ、あれが鳥居。」
「じゃぁ、浅草は?大きな鳥居があるから、神社?」
「いや、浅草は浅草寺といってお寺だよ。
(↑↑境内に浅草神社があることは、ややこしくなるのでもちろん、スルー。)
ン?大きな鳥居??あぁ、雷門のことだね。」
なんてことを言いながら
「そもそも、神社って神道?ってことは日本だけ?」
なんて、私まで、頭がこんがらがってきた。
我家の仏様に対してはまじめだけど、
一般的に宗教のことは、ワタクシ、チンプンカンプンだしなぁ。
と、チョッと、反省。
Wikipedia でそれぞれ、英語と日本語の名称を照らし合わせてみた。
Wong Tai Sin Temple 黄大仙廟
Po Lin Monastery 寶蓮禪寺
Ise Grand Shrine 伊勢神宮
Yasukuni Shrine 靖国神社
ふ~ん。 やっぱり、よく、わからん。
でも、もしかして、靖国神社の議論ってさあ、元々はこのへんの
「よく、わからん。」部分がみなそれぞれわかってないから
いろいろな考え方の違いなどもある気がする。
11月24日は東京への移動日なのですがちょうど「酉の市」
いつでも「お願い、神様、仏様ぁ~」とお願いしたいワタクシには
ピッタリな浅草で酉の市を楽しむつもりです。
黄大仙はお寺?それとも神社?
ということで、
本日のお題:黄大仙はお寺?それとも神社?
こちらの香港政府観光局のHPによりますと、
ウォンタイシン寺:3つの宗教(道教、仏教、儒教)の寺院
寺院は、昔の有名な僧侶であったウォン・タイ・シンをまつっています。
ウォン・タイ・シンは4世紀に生まれ、ヘンシャンで神となりました。
とあります。
そうか、では「神」を祀っているのだな。
なるほど、なるほど。
んっ?なるほど??
ところで、先の香港政府観光局の案内によると
黄大仙が唱えるのは「全ての望みを叶える」と姿勢らしい。
ああ、なるほど、香港ヤンから親しまれるはずだ。