香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

米中貿易摩擦:「英語ができる」「英語しかできない」英語からの情報のみに頼ることの危うさに思うこと

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朝から晩まで香港のテレビを賑わしている米中貿易摩擦関連。

香港にいれば、それでも中国側の意見とか

中国で実際ビジネスをしている人々の意見とか

ちょこちょこ拾っていくことができるけど、

これ、日本とか中国から少し離れた距離にある西洋系の方々とか、

中国の現場の方々のコメント、聞ける機会ってあまりなくない?

 

 

米中貿易摩擦。

誰が一番得をして、何処に一番影響があるのか

だれが泣き、だれがヒヒヒと笑うのか、

一体全体何処に着地点を持っていったらいいのか

そんな小難しいことワタクシにわかるはずもなく

「何だか君たち、いっつも炎上してるわね、どこまでいくの?」

くらいにしかとらえることが出来ないのですが

それでもこの一連、気になる部分はいくつかあるんですよね。

 

今回のこのアメリカと中国のやり取りでヒシヒシと感じているのは

ああ、

英語しかできないというのは、これから先

ビジネスでは最大の弱点になるのかな。

そんな事を思いながら日々ヒートアップするやり合いを眺めています。

 

これからの時代って英語の勉強って必要なくなるよね

そういう意見があるのは知ってはいるけど

それに対して同意とか反対というのは自分は特にはなくて

日常英語に関してはやりたい人はやったらいいと思うし、

興味がない人は別にやらなくてもいいんじゃない?

でも出来たら出来たで何かと便利よね、きっと、とは思う。

ビジネスに絡めていえば「英語できます」という感覚は人々の中で薄らいでゆき

日本以外でのビジネスの場では呼吸をするように

(ビジネスで使うシンプルな)英語でやりとりができるというのは

ごくごく普通の事になるんだろうなとは思う。

(日本はねどうなるだろう、わからない本当に。この辺のことは長くなるのでまたの機会にでも)

 これから先も英語が共通語として使われるというのは大きく変わらないと思うけど

「英語だけしかできない」というのは「日本語しかできない」以上に

もしかしたら厳しくなるのかしらね、英語できる人というのは世の中多いし。

そんな事を思うのですね。

 

米中貿易摩擦に話を戻そう。

アメリカさまの現場の中からの声は今のところ

イヤイヤイヤイヤ、こんなことしても結局のところ

お互いにあまりいいことなさそうだし、もうちょっと冷静に、トランプさん!

という感じかしら?

そりゃ現在、自分が中国とビジネスしてたら心配よねとも思う。

が、ときどきね、時々、

「中国はこのままいっても結局中国にとっていい事もないわけだし

どうにかお互いにいい状態になるように云云」という感じで

言葉は穏やかでもその雰囲気は超上から目線的なことを

英語で発している西洋人さま動画がテレビで流れるのですよ。

そういう西洋人さまの姿に凄く違和感を覚えるというか

何て言うのでしょうか、誤解を恐れずに書いてみると

ものすごく滑稽にすら見えてくる

何故上から目線なのかしら、この西洋人さまは?

 

香港って現在のところ中国語と広東語さえわかば両側を見ることが

比較的簡単にできるところで、

中国ビジネスマンの方々の

「まぁ、とにかくさ、ビジネスなんだし、

儲けにならない仕事はしない、

それだけだよね、しゃーないじゃん」

という、そんな心構えも拾っていけるから

ヤキモキ感が見え隠れする西洋先生と

んっーまぁービジネスだから的な中国先生の姿が

ものすごく対照的に感じてですね、とても興味深い。

まぁ昨今の香港で見れる中国もそれはそれで綺麗に切り取られた中国かもしれませんが、というのは内緒

 

あのね、中国って、単純に凄いわよ。

頭もいい人たち揃ってるし(←何てったって人、多いからっ!)

決断も実行も早いし(←立ち退き政策だって、今日発表で明日追い出す勢いよ!)

人々の生活はいろいろな不便な規制もあるだろうけど

そのいろいろな規制があるなかで「それでもしょーがないじゃん」と

その中でどうにかしてやっていく人々もいる。

上有政策下有対策

「上に政策あれば下に対策あり」を地で行く市民が山盛りヨ!

実際、中国滞在中に何かあっても

「いや、中国だもの、なにかしら解決策はあるだろう」

という、根拠のない安心感ってどこかにあるわよね。

5年前の中国と今の中国はあらゆる面で全く違うわよ。

だから「中国」と聞いて昭和の時代の中国を思い浮かべる人はそれね

イメージの塗り替えがおすすめよ、要書き換え、要書き換え。

 

今の世の中は英語での情報にあふれていて、

異なる国の人との会話は英語を用いるのが手っ取り早いし、

そんなこんなで現代という時代はそれが物事の大きな流れの方向性を

決めることに影響を及ぼしやすいけれど、

今回の米中合戦を見ていると、思うよね。

「英語モノリンガル」が拾っていけないであろう

中国の現場の声というはきっと山のようにあって

英語モノリンガル層はモノリンガルで自分は英語しかわからないんだという

その部分を理解したうえで色々判断していかないと、

現在の「英語モノリンガル」な人々は20年後、30年後の世界になった時、

もしかしたら今でいう所のブルーカラー層にならざるをえないかも。

20年後30年後といったら仕事上に普通にAIやロボットが存在しているだろうし

現在のブルーカラーより、精神的にもきつそうだわね。

 

 

と、いうことで。

本日は話の内容があっちいったり、こっち行ったり

ポイントがブレてしまいましたが、一番言いたいことはですね

日本語ができるというのはそれだけで武器になるとは言いきれませんが

英語モノリンガル層よりは有利になれる機会が大いにあると思うので

折角日本で生まれたからには日本語の読み書き、

きちんと自分のものにして下さいね、ということでゴザイマス。

日本語はね、美しい言葉だよ。

 

 

最後に、米中貿易摩擦関連記事など。

ブルームバーグ(2018年4月9日)

習主席が10日演説、貿易巡りトランプ氏に対抗表明か

習主席が10日演説、貿易巡りトランプ氏に対抗表明か - Bloomberg

 

 

Newsweek(2018年4月9日):中国が強気のわけー米中貿易戦

www.newsweekjapan.jp

 

日本農業新聞(2018年4月8日):

米中貿易摩擦 ヒートアップ 高関税で農業標的 中国が“揺さぶり”

www.agrinews.co.jp

 

 

ブルームバーグ(2018年4月9日):

トランプ大統領:中国が先に屈服するだろう、米中貿易問題

www.bloomberg.co.jp

 

 

レコードチャイナ(2018年4月10日):

米中の貿易戦争で傷つくのは中国より米国の盟友国

www.recordchina.co.jp

 

China internet information centre:

2018ボアオ・アジアフォーラム _ Japanese.org.cn

ボアオアジアフォーラム、日本ではどうやって報道されているだろうと

気になっているけど、あまり記事自体がないのね。

大丈夫かいな、日本の報道機関。

日本は日本で、独自の問題が山積みよね。

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