官涌熟食中心。
どうだろう、最寄駅がどこかと言ったらジョーダンになるかしら?
油麻地とか、ジョーダンとかチムとか
あの辺ブラブラしている時に「さて?今日は何食べようか?」となった時、
そして心に余裕があった時に時々寄るこちらの街市。
香港に相当どっぷり浸かっている方でも
官涌熟食中心(Kwun Chung Cooked Food Centre)と聞いても
聞き慣れないなぁ〜、聞いたことないなぁ〜とも思われる方が多いのでは?
そんな気がするこちらの街市。
それでもBowring Streetと聞けば、
あっ゛?
Bowring Street??
あの辺に街市とかあったっけっ?
と感じるであろう、そんな住所。
香港九龍佐敦寶靈街17號
No. 17, Bowring Street, Jordan, Kowloon, HK.
ジョーダンとオースティン駅の間ぐらいだけど、
ジョーダンからゆっくり歩いて5分、10分って感じかしら。
熟食中心の中はこんな感じ。
あまり若者のお客様を見かけることはなく
家じゃないところで競馬中継をみたい!と考える皆様が集う感じの空間。
まぁ、一種のパブリックビューイングですかね。
我が家は競馬とか麻雀とかよくわからないので
そういうお仲間はいないのですが
なぜ時々ここにくるかというと
鶏料理なのよね。
鶏半羽HK$110-
今時の世の中、大牌檔で食事するよりも
様々なプロモーションを行っている
大手チェーンの酒楼(いわゆるレストラン系)で食事をした方が
お安くなることも珍しくなく(鶏料理なんて1羽HK$1からあるものっ!)
冷房もなく、料金も安くなく、見方によっては小汚く感じる
こうした大牌檔での食事を香港のお若い方々はあまり好まないようだ。
それなのに、イザどこそこの大牌檔が賃貸期間満了により閉店となると
「大牌檔は香港の文化だ!香港の特色だ!香港の歴史だ!
残せ、残せ、残すべき!」と大合唱を始める。
普段はほとんど利用していない方々がそういう声をあげるのを
これまで何度も目にしてきたけれど、彼らを見てるととても不思議だ。
いかん、いかん、話がそれた。
たまにはメニューをね。
新龍江飯店。
満席で席がない、ということはない。
というか、結構スカスカ。
ここにくれば鶏料理。
鶏料理ではあるのですが、時間と心に余裕がある時だけね。
何故なら
何故なら
何故なら
注文が入ってから仕込みするから。
ね、これ、私たちが注文した鶏ね。仕込み中。
出来上がるまで、ざっと1時間はかかるわけですよ。
その間に違うおつまみ、椒鹽九肚魚。
香港では一般的なつまみのお魚の唐揚げ塩胡椒風味。
九肚魚って身の柔らかい白身のお魚なんだけど
恐ろしい顔をしてるので尾頭付で食されることはほとんどない。
日本語ではなんというお魚だろう。
料理方法もいろいろあるのだけれど、
日本の方にはこの塩胡椒揚げが一番良いと思う。
間もなく競馬が始まりますよ。
我々の鶏はまだ水分を乾かしている状態にあるので他のおつまみ。
黒椒牛肉かしら?
鶏料理を頼んであるのに、何故肉類を頼むかな。
やってきた鶏。
この日は菜膽雞。蒸し鶏とお野菜のとりみ餡かけ的料理。
何だか今日の出来は若干雑さを感じぬわけではないが、
まぁ、毎日営業してれば、いろいろあるわよね。
こんな感じね。
鶏を仕入れているお店であれば大体あるメニュー。
他のお店では普通、蒸すところまでは仕込みで済ましているので
こんなに時間はかからないと思うので興味のある方は
これも香港の代表的な料理の1つなので是非
菜膽雞、食べてみてくださいね!
ところで官涌熟食中心、入り口はこんな感じ。
香港ビギナーにはちょっとハードル高いかな?
機会がありましたら皆様も是非に!