ほんの15年ほどくらい前までは
香港といえばワンタン麺やお粥屋さんが街中にあって
お店ごとに味も異なり、お安く気軽に食が楽しめる情緒豊かな街だったけど
2020年となった今、個人経営のワンタン麺やさんに会えることも
めっきり減った。
銅鑼湾周辺では貴重な存在となったワンタン麺やさん。
小腹が空いて久しぶりに「自由麺食」
タイムズスクエアから湾仔方面へ3分ほど、
鵝頸橋街市の近くのワンタン麺やさん。
日本の方にわかりやすい目印としては
イオン系Living Plazaの12ドルショップのある通りといったら
なんとなく場所もわかりやすいかな。
このブログ内にも度々登場。
hongkonghongkong.hatenablog.com
昔からあまり大きくは変らない店内。
ワンタン麺とか、自家製イカ団子とか、牛肉団子とか、
オーソドックスなメニューが並ぶ。
メニューの真ん中辺りに見える「(麺、河、米粉)同価」は
麺の種類を表していて、麺も河粉も米粉も同額ですよ、の意味。
そして日本人にとってやや難しいのが「麺」かしら。
サクッと「麺」と書いてありますが、
細い麺(いわゆる香港の雲呑麺に一般的に使われる細い麺)も
ちょっと幅広の粗麺も含まれていて、
通常メニューにはそこまで書いていないから
ワンタン麺やさんには「粗麺」はおいていない場合も多いと
解釈されている日本の方もいるかも知れないけれど、
どこのワンタン麺やさんでも、粗麺はだいたいおいている。
ただ粗麺などが食べたい場合には口頭でお願いすることになるから
ローカル言葉に慣れていないと若干難しいかな。
でもお互い漢字がわかるから、試してみたい方は「粗麺」と
漢字で書いても伝わるかも!
左手前は水餃麺(水餃粗麺)、右奥がワンタン麺(雲呑麺)
通常、雲呑より水餃の方が若干お高い。
以前は雲呑や水餃などの具は麺の下に隠れていて
表面には麺しか見えなかったけど
どのお店も時代とともに、
その盛り付けは種類が一目瞭然な姿に変わってきた。
皆さん、サクッと入ってきてサクッと食べてサクッと帰る。
「粗麺」はこんな感じで若干幅広くて、細い麺ほどゴワゴワしていない。
逆に細い麺の普通の雲呑麺が食べたい方は
そのまま「雲呑麺」と言えば、あのゴワゴワの細麺に出会えます。
銅鑼湾のタイムズスクエアからすぐそこ、
街中の貴重なワンタン麺やさん、自由麺食。
よろしければ皆様も是非に!
*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!