電気と水道、数年に一度の大点検@仮住まいビルディング。
ほんの数ヶ月しか住まないのに、数年に一度の大点検日にあたるとは、はて?
と、いうことで、7時間ほどの外出を強いられ、黄大仙(ウォンタイシン)から鑽石山(ダイヤモンドヒル)、鑽石山から新蒲崗(San Po Kong)をテクテク、テクテク。
10年ほど前かしら、仕事関連でこの辺りは時々歩く機会があったのだけど、仕事関連でもないとなかなか訪れる機会があまりないない地区。改めてゆっくり歩いてみると、以前とはだいぶ様子が変わった部分もあって懐かしくもあり驚きもあり。
hongkonghongkong.hatenablog.com
MikikiのB1に入っている一田の品揃え、だいぶ良くなっていたし、一田のお隣にあるフードコートもかつては、アラララ大丈夫かしらこのフードコートという雰囲気だったのに、ステーキ屋さんなんかも出来てなかなかの賑わいでございましたね。
さて、ぶらぶらブラブラ。
新蒲崗周辺は昔ながらの個人経営飲食店も多く残っていて面白い。都心部の見慣れた店舗とは全く異なる個性的なお店が多いのでどのお店にしようか迷ってしまうくらい。
そんなこんなで2時30分を回ったのでランチと言うよりすっかり下午茶のお時間。懐かしい感じの雰囲気を醸し出している「開楽粉麺飯茶餐廳」というお店にしてみました。
どうやら香港系とベトナム系のミックスタイプの茶餐廳のよう。
越式下午茶セットHK$35-
その他のメニューにも香茅(レモングラス)を使ったメニューが多くて楽しい。
とにかくメニューが多くてね、何にしようか悩む、悩む。
懐かしい、懐かしすぎる雰囲気よね。
アルコールライセンスもお持ちでビールも注文できる。
本当にこういうお店は貴重になりました。
香港ベトナムミックス系のお店ですもの、折角なので越式(ベトナム)下午茶セットから香港では「檬粉」と呼ばれる「rice vermicelli」を。2つ選ぶことができるトッピングは「生牛肉」と「香茅豬扒」。なんとも肉肉しいアフタヌーンセットとなりました。
いや、肉系は一種類で良いでしょ!という方は野菜のもあるし、いやいやいやいや一層のこともう少しジャンク系をという方にはお団子系やソーセージ、ランチョンミートまであるしで、全方向からのリクエストに対応できそうな構え。
香港・ベトナム系ミックスの茶餐廳って20年くらいまでは銅鑼湾辺りにもちょこちょこあったのよね。今では見事にすっかりなくなってしまった。これも時代よね。
こちらのお店、ココナッツクリーム系のカレーから、蒸し魚定食というゴリゴリの香港家庭料理までそろっていて
「ああ、古き良き時代の香港だ」
と懐かしさが溢れ出す。
OpenRiceでの口コミを覗いてみたところ、ケチョンケチョンに言われてしまっていますが、そうか、香港独特の、あの「超ぞんざいなサービス」が今の時代には合わないのかもしれないな。
そう言えば「嫌なら帰れ、他所へ行けっ!」って感じのサービスって一昔前の香港には溢れていたけれど、ネットの発達とともにすっかりなくなったものね。80後、90後と呼ばれる人々には恐ろしく映るのかも。
おっ、ところでベトナムチックだもの、コーヒーが美味しいのかしら?と思うかもしれませんが、それはない。ベトナムコーヒーなどでてこなくて、スキムミルクたっぷりのあの香港式コーヒーでございましたよ。
いずれにしても、懐かしい香港が残っているお店です。
開楽粉麺飯茶餐廳、機会がありましたら皆様も是非に!
*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!
*よろしければスピンオフブログ「香港 アジア 旅と食事のススメと投資の記録」にもお立ち寄り下さい。