久しぶりに湾仔、駱克道街市熟食中心。
Covid-19の規制で現在、飲食店は夜10時までの営業。お店に辿り着いたのは9時少し前という時間帯。でもお客様はまだまだ大勢で結構な賑わい。
続く仮住まい生活、調理器具が限らている為、蒸し魚料理を作るのが難しい。と、いうことで蒸し魚。
駱克道街市熟食中心の中には数軒お店があるけれど、主に行くのは「苑記」と「中記」の2軒。で、本日は「苑記」。ブログ内にも何度も登場しているので、皆様もメニューは見飽きているかもしれませんが、こちらでございます。
今どき、この価格で大丈夫なのかしら?と、こちらが心配してしまうくらいの料金体制。ビールも大瓶HK$16-からなので、周辺の湾仔のバーと比べると料金が異なり過ぎていて何だかよくわからなくなってくる。
Soderbergというビール、初めて飲んだ時は「何だかヘンテコな味のビールね」と思ったけれど、その味にもすっかり慣れた。サラサラ飲めてしまって夏場には良いわよね。
メニューに写真はないけれど、お隣のテーブルはネパールの方々で広東語は少し苦手なようだったけど楽しそうだったし、片言の広東語で頑張ればきっと大丈夫。この「苑記」はお店の方も優しいし。
炸鶏(半隻)HK$100-(鶏の丸揚げ 半羽)
他のお店では、多くの場合「炸子鶏」と呼ばれているメニュー。
「今日は揚げ物は止めとこうね」とお話しながらお店に入ったのに、お隣のネパールの皆様がつまんでいたのを見たら美味しそうだったので、ついついオーダーという流れ。
以前は半羽HK$90だったから、それでも少し価格改正は試みているよう。
オーダーすると値段をすぐ伝票に書き込んでくれるのでお勘定も安心。
下の16x2はビール代。
梅菜蒸鯇魚(ソウギョの梅菜蒸し)HK$63-。
久しぶりの蒸し魚にホッとする。
梅菜蒸鯇魚は香港スタイルの定食でよく採用されているお料理。
「梅菜蒸鯇魚+本日のスープ+白飯」という感じで、日本でいうところの鯖の塩焼き定食的な立ち位置かしら。淡水魚なので日本の方は好き嫌いがあると思うし、ワタクシ自身も香港に来た頃は苦手だったけど、今ではすっかり日常の一コマ。
ここのお店の「梅菜」と「醤油」は甘めなのが特徴で優しいお味。
価格高騰の勢いが全く収まらないイカを使ってHK$58-というのは驚きで、「女将さん、忙しすぎて他店の値段、きっと把握しきれていないよね」などと余計な心配をしながら美味しく頂いた通菜炒鮮魷。
「通菜」は「蝦醬(エビの発酵調味料)」で味付けするのが一般的だけれど、蝦醬は未だに苦手なので蝦醬なしで炒めてもらいました。こうして蝦醬なしでにんにく風味のみで味付けしてもらってほうが日本の方には合うかも。
通菜は葉物が少ない夏場に貴重な夏が旬のお野菜。そうはいっても現代は昔と全く事情が異なり、夏場でも普通に葉物野菜も購入できるようになったし、以前に比べ夏場の葉物野菜のありがたさというのは感じづらくなってきたかしら。こうして人々というのは「旬」という感覚や「季節」を感じる自分自身の知識や感覚のセンサーの精度を失っていくのかもしれません。便利さと引き換えだな。
ほんの20年前くらいまでは夏場は本当に瓜系のお野菜が殆どで、瓜料理の豊富さも、瓜そのものの種類の多さも驚いたものだけれど「瓜」の存在感ってそういえば最近すっかり薄くなった気がするな。瓜類さん、君たちも頑張っておくれ。
この日のお勘定、ビール3本含めHK$269-
(Ref only : HK$1.00 = JPY14.29 / JPY1 = HK$0.069 as of 20210624)
苑記、地下鉄(MTR)湾仔の駅から歩いて5分程度。銅羅湾からも徒歩圏内。
香港の中心地で香港の雰囲気タップリの空間の中、お安く香港の家庭料理が満喫できるお店です。よろしければ皆様も是非に!
苑記:灣仔軒尼詩道225號駱克道市政大廈街市熟食中心2樓
苑記、OpenRiceでの評判はこちら
苑記 – 香港灣仔駱克道市政大廈的港式粥品熟食中心 | OpenRice 香港開飯喇
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*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!
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