香港の不動産バブルっぷりについて触れていた時があったので、
かつての様子を少し。
「西半山天匯 全亜洲最貴 呎価6.3萬」
2009年10月14日(水)香港、曇り時々晴れ。25-29度。湿度94%
相変わらずバブリまくっている香港です。
「西半山天匯 全亜洲最貴 呎価6.3萬」
テレビのニュースも新聞もこぞって取り上げています。
そして、こういう物件を手にする人は、少なくない人たちが「現金購入」というのだか
ら、世の中どうなっているんでしょうか。
注釈:
西半山天匯:香港島西半山にある高級住宅「天匯」(39 Conduit Road)
全亜洲最貴:アジア最高価格
呎価:price per sq.ft.
時は流れて、2017年。
ちょっと日本で家、買ってくるっ!!
日本の住宅高すぎだろうぅ~!
と、思っていた頃がワタクシにもありました。
はい、決して日本の住宅だって安いものではないとは思いますが、
それでもね、香港での不動産価格を毎日見ていると、はぁ~、
まぁ、あれですわ、香港ヤンや中国の方々が現金握って
日本の不動産を買いあさる気持ち、本当にわかります。
「マジっすか!この料金ですか?ちょっと日本で家、買ってくる!」という方々が
後を絶たないのもうなずけるほど、香港の不動産価格、超不健康であります。
上の2009年当時の記録では「西半山天匯 全亜州最貴 呎価6.3萬」という事で
ワタクシはもちろんの事、香港中も驚いていたようですが、
こちらの↓↓↓2015年の蘋果日報の記事を見ると、実は呎価9.3萬だったいうのだから
もう、言葉もありません。
そして、2017年になった今も、若干動きがあるものの、
その不健康さ、いまだ健在。
件の物件、天匯の様子はこちら → 天 匯 39 Conduit Road
こちら↓↓は、その住宅の良し悪しを評価する番組の「天匯」編。
香港の面白いところは、各テレビ局が独自に験樓師(Home Inspector) を招いて
様々なフラットを評価する番組を組んでいるので、香港の不動産に興味がある方は
こうした番組をチェックしておくのも面白いと思います。
こちらは、度々アジア最高金額での取引関連ニュースで天匯と並び
登場する機会の多いOPUSの様子。
日本の不動産は香港に比べ大分購入金額はお安くなるけど、
その手続きや税金関連だって複雑だし日本で不動産を入手したとしても、
投資目的ではなかな自分自身でコントロールできないという事が
香港ヤンの中でも広まってきて、一時の日本不動産購入騒動より
若干落ち着いたようですが、それでも、まだまだ、自分用に、
家族用にと、暇さえあれば日本の不動産情報を調べている人々も
まだまだ沢山いるようですね。