香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

がんについて考える。

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昨日の重陽節、高いところに登りましたか?

珍しく祝日と香港チャラ男の休みとが重なったので

我が家では元朗方面へと出かけてみました。

帰りのバスの中からも見えましたが、元朗の山火事は、無事

消火できたのでしょうか?毎年のこととはいうものの心配ですね。

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そんな昨日の香港チャラ男と昭和の女の香港縦断珍道中の様子など

いつものようにバカッ話をお伝えしようと思っていましたが

読売新聞国際版の中から「おっ!」っと思った

がん関連の記事が2つあったので備忘録。





1つ目は2012年10月23日読売新聞国際版くらし面

医療ルネサンスNo. 5437 婦人科がんの今

シリーズもので全6回のうちの第2話らしい。


子宮頸がんの原因となるヒトパビローマウイルス(HPV)のうちでも、

どの型に感染しているかを調べる

「HPVタイピング検査」が昨年、保険適用された。


という文から始まる記事。

有料記事ではありますが、NETでも見れるようですね。

HPV検査が日本で保険適用されたっていうのは本当に喜ばしいことだと思う。

現在の日本で子宮頸がんが一般的にどう理解されているかはよくわからないけど

医学を学んだわけでもない私のような一般市民が

誤解を恐れずにここで書くとしたら

「(一部例外もあるとは思いますが)

性交渉により感染するウイルスが原因となるがんで

その進行は長い年月をかけてすすみ、

比較的、系統的というか、いくつかの段階で対処可能であるがん」

というのが自分自身の解釈。

「性交渉により感染する」という部分で

大きく何か勘違いというか、どちらかというとネガティブなイメージを

抱く人もいるかもしれないのですが

でも、極々一般的な生活をしている人ならば

女性であれば誰もがなる可能性のあるがんだと思います。

いくつかの段階で対処可能な場合が多いがんだからこそ

その原因を知ることや、正しい知識を持つこと、

自分の体の状況を知ることなどはとても大切な事だと思う。

助かる命や助かる子宮を無駄に失わない為にも

HPVタイピング検査の保険適用は自分は単純に嬉しいし、

娘さんがいるご家庭では

子宮頸がんについての知識を早い段階で

是非、教えてあげて欲しい。

それはとても難しい事かも知れないけれど

とても大切な事だと思うのです。

それと同時に、男性にも知ってもらいたい。

子宮頸がんの原因は、あなた自身が

感染媒体になっている可能性もあるという事を

きちんと理解した上で、普段の生活を送ってもらいたい。

どれが悪い、誰が悪い、これをするな、あそこには行くなとか

そういうことではなく、

少しでもがんについて考えてみるとか、

少しでもリスクを少なくする方法とか

ふとした時にね、ちょっとだけ思い出して欲しい。



香港も比較的がんの多い地域だけど、がんも本人にきちんと告知をするという意味では

精神的レベルというのでしょうか、患者本人が病気と向き合う意味で

日本に比べ相当すすんでいると思うし

技術的な事はわかりませんがHPVに関しての細胞診は10年前には、

結果はクラスの他に感染種類などでも出てきていたので

どうなんでしょうか、日本と比べてやはり若干すすんでいるのではないでしょうか。







そして、もう1つがん関連記事。

同じく2012年10月23日読売新聞国際版

社会面にあった

「がん生存率 詳しく確認」

症例24万件ネットで検索

全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)の記事

1~5年後の生存率などがわかるデータベース

「全がん協生存率(KapWeb)」を公開するという内容。


早速、自分も利用してみようと、そのデーターベースを覗いてみると

全国がん(成人病)センター協議会から、データをみる時の注意事項というか

リーダーに理解してもらいたいことがいくつか書いてあり、

その3番目に下記のように書かれています。


生存率は、何万人というがん患者さんの生と死の結果わかった数字です。

ご覧になる方の受けとめ方によっては、生きる力になることもあるでしょうが、

逆にその意欲を失くしてしまわれることもあるかもしれません。

おひとりおひとりが、そのことを心に刻んだうえでご覧ください。


本当にその通りだと思います。

自分自身がおかれた立場によっては、生きる力や意欲を失ってしまう人も

あるかもしれません。

でも、がん告知を受けた人やその家族、

何故自分が、何故大切な人が、何故、何故、何故?という

頭の中のすべてが真っ白になってしまったその後に

どこからともなく襲ってくる

何かしなきゃ、何か調べなきゃ、何か資料はないかと

街中の本屋をめぐり、ネットで検索し続け、

どこかの誰かに今すぐ確かなことを問いただしたい

なんとも言いようのない、例えようのない波に飲み込まれそうになった時

こういうデータを淡々と眺めてみるのもいいかもしれません。

全がん協生存率(KapWeb)のページはこちら。





世の中の広告や、本の帯びなどに

がんは治る!

がんなんか怖くない!

がんはこうして治す!

などなどなど、そういうコピーを簡単に

見かける世の中になりましたが

決して大げさではなく

決して脅かすわけではないけれど

21世紀になり、いろんなことが可能になり

一般市民が宇宙まで旅行に行けるようになった現代でも

がんは恐ろしい病気だと、私自身は思います。



ただ、二人に1人はがんで命を失う時代となった今

ただただ恐ろしいと、怯えているばかりでもいけないと

本当に、心から思うのです。

医学は毎日毎日進歩するだろうし、

昨日の知識が全て正しいとも限らない。

慌てふためき、恐れることも無いけれど

がんについて、これまで考えることが無かった人が

もしかしたら他人事ではないのかもしれないと

いつか、どこかで、ふと考えてくれるようになったらいいな。

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