香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

沙田の名物料理といったらコレ!乳鴿(鳩の丸揚げ)、沙田鶏粥(鶏のお粥)。古き良き香港の風景、懐かしのダイパイトン。取り壊しされる前に多くの日本の方にも行って欲しいダイパイトンが並ぶローカルマーケット(津津食家:火炭山尾街、火炭東熟食市場)

沙田(Sha Tin)のIKEAに出かけた後、夕食の時間。

さて、何を食べようか。

沙田と言ったらハトだし、沙田でハトと言ったら龍華酒店だけれども、うぅ〜ん、そういう気分でもないような。

そういえば最近、またダイパイトンが取り壊されるという発表があったな、ということで懐かしの火炭のダイパイトンへ。MTRで火炭へ向かっても良かったけれど、ミニバスでも行けそうだったので沙田からススッーとミニバスで移動。

火炭街市、正確には「火炭東熟食市場」という名称らしい。

本当に久しぶりだ。10年か、12年か、いや、もっと長いこときていなかったかも。

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昔の記録を遡れば、きっとどこかにあるだろうからまた落ち着いた頃に振り返ってみましょう。

まもなくこの風景も取り壊されると思うと、やはり少し寂しいな。

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この熟食市場には数件のお店があるのだけれど、今回は「津津食家」にしてみました。

メニューは比較的写真も豊富で料金も明確。

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普段は学生さんが多いのか、揚げ物やお肉系のメニューが多い印象かな。

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客層が云々というよりも、立地的にサプライヤーさんだって気軽に「直ぐにに配達しますよ!」という場所でもないし、どうしてもそうしたメニュー構成になりやすいのかも。

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ビールを頼もうとしたら「ないから、そこのセブンイレブンで自分で買ってきてねっ!!」というスタイルだった。周囲を見回してみると、なるほど、お酒を飲みたい人はお好みのお酒をそれぞれご自身で準備万端なご様子。

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メニュー数は多いけれど、この辺りで食事をする人は「ハト」と「鶏粥」というのが一般的なお決まりコースのなので、それらを入れつつ人数によって他のメニューを追加してゆく感じ。

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久しぶりにハトさん。

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ハトは「金牌乳鴿(一羽HK$70)」と「BB鴿(一羽HK$58)」があるけれど「金牌乳鴿(一羽HK$70)」がおすすめ。こちらは「金牌乳鴿(一羽HK$70)」をカットしてもらったもの。ハトを頼むとオーダー時に大体の場合「カットする?」と聞かれる。カットせずに一羽のままの方が味が良い!とカットなしを好む方も少なくないし、一方でカットしてもらった方が分けやすいし、一人で一羽も食べきれない!という方は遠慮せずにカットしてもらったら良いし、お好みのスタイルで全然OK!

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奥のお粥が「招牌鶏粥」(看板料理の鶏粥 (細窩)HK$85)

出てきた時には単なる白粥に見えるけれど、鶏の旨味がたっぷりの美味しいお粥。

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招牌鶏粥(看板料理の鶏粥 (細窩)HK$85)

香港に来た当初はお粥にお肉や魚がタップリ入っているそのスタイルが不思議に感じたし、肉や魚どころかホルモンとか豚の心臓とか銀杏とかピータンとか、ありとあらゆる食材がお粥の具材になることに心底驚いたけれど、今ではすっかり日常の一部になった。

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干炒牛河(香港スタイル牛肉焼ききしめん)HK$68-

キッチンの目の前のテーブルで食事をしていると、広東料理らしい「ぐおぉーーーー」という炒め音が響いていて火力の強さが必要な何かを食べたくなってきた。

と、いうことで干炒牛河HK$68-。

火力の弱いキッチンで作ると油がギトギトだったり水分(ソースベチョベチョ)の多い仕上げになったりしてうまく仕上がらない。近代的キッチンで作ったものと旧型キッチンで作ったものの違いがよく現れる香港の代表的な麺料理。

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看板料理名が看板に載っているので、わかりやすい。

お料理屋さんて、こうした「わかりやすさ」って必要よね、ということは香港にいるとよく感じることで、いろいろ勉強になる。

「ここに来たら、まぁ、これ、食べときなさいよっ!!」というわかりやすさね。

お料理3品とお茶代でHK$230弱くらい。お酒がないということは何とお勘定お安いことか!

(ref only : HK$1.00 =JPY14.11 / JPY1 = HK$0.070, as of 20210607)

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火炭の駅からブラブラ歩いて10分弱くらい。

普段、日本の方が歩く範囲ではないけれど、お隣にはShatin Galleria(沙田商業中心)というわかりやすい小綺麗なビルもあので、それほど迷わず行けるのではないかと思います。

 

津津食家:沙田火炭山尾街火炭東熟食市場E10

火炭山尾街火炭東熟食市場の地図と詳細はこちら:火炭東熟食市場(香港政府サイト)

津津食家、OpenRiceでの評判はこちら:

津津食家 – 香港火炭的港式大牌檔 | OpenRice 香港開飯喇

香港ではこうしたお店や風景が1つ、また1つ、毎年毎年取り壊され年々少なくなっているし、取り壊さたら同じ雰囲気のまま蘇るということはないことなので、機会がありましたら皆さまも是非に!

*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!

 

*よろしければスピンオフブログ「香港 アジア 旅と食事のススメと投資の記録」にもお立ち寄り下さい。

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香港の食材:乾物、スパイス天国香港。八角、月桂樹、クコの実、きくらげ類、ビタミン補給にレモンスライスなどなど。

香港は街を歩いていると至るところで小袋入りのスパイスや漢方薬材などが売られているし、乾燥果物スライスなども豊富で2,3枚をカップに入れてお湯を注げば簡単にフレーバーティも楽しめる。

例えばこんな感じ。

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上左から、乾燥レモンスライス(HK$15) 、八角(HK$5),杞子(枸杞の実 HK$10)

下左から、野生猫耳(雲耳きくらげの一種 HK$15)、木耳絲(きくらげの細切り HK$5)と月桂樹( HK$5)

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日本の方の中には苦手な人も多い八角。これを使うと料理が一挙に中華系の味になるけれど主張が強いので利用時ほんの少しだけ。ワタクシも長いこと苦手だったけど、いつの間にかキッチンにいたわよね。

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月桂樹。高級スーパーで売られているように葉の形は揃っていないけれど、自分で料理するには十分すぎる。これ入れてお肉を炊くととてもいい香り。

ところで月桂樹。月桂樹はベイリーフなのか、ローリエなのか。あれ?どっちだろうと気になり検索してみたら、アヒルとカモとガチョウの違いを語るくらい頭がクチャグチャになる案件だったのですね。葉脈の違いを見るべし!という意見もあれば、月桂樹(Bay Leaf)と謳っている商品もあるしで、結構なカオス感。なかなか面白い。

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日本では比較的高価食材というイメージの枸杞の実。香港は日頃からお料理やデザートにも使うし、結構身近な食材ですね。

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きくらげの一種。細切りになっているからお水につければ比較的短時間で戻るし使い勝手がある乾物。栄養もたっぷり。

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冬にこれがあると手軽に檸檬茶が飲めるので助かる。お湯を注ぐだけで簡単、簡単。

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野生猫耳と呼ばれる、こちらもきくらげの一種だけれど比較的高価な種類。食感が良くて冷製の前菜などにも向いていて四川料理の前菜などにもよく使われているから、お家でも唐辛子系の辛み油やごま油などで胡瓜と合えるとあっという間にいつもとは違う美味しいおつまみが出来るので皆さまも是非に!

扱っているお店の数は多いけれど、こうした商品は品質の良し悪しが分かり難い部分があるので、購入するのは地元香港ヤンがよく出入りしているお店が良いと思います。

(ref only : HK$1.00 = JPY14.10 / JPY1=HK$ 0.070 as of 20210601) 

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こんな感じに小分け売りされているお店もあって見ているだけでも楽しいし、何か新しい料理を作ってみたくなる。

香港の乾物商品やスパイスは、本当に豊富で自宅使いにはもちろん「料理好き同士の親しい間柄であればこうしたお土産も良さそう」と思ったけれどスパイス系は検疫がややこしそうなのでやはり香港生活中に楽しむのが良さそう! 今回は中華薬膳系の紹介が多かったけれど、中東系のスパイスや中華の唐辛子系のスパイスも、それはそれは種類豊富なので、街を歩くときはキョロキョロ観察して見て下さいね!

*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!

 

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超爽凍生腸(コリコリ、プリプリ豚ホルモンの冷製おつまみ)、墨魚餅併腐皮巻(イカハンバーグと湯葉巻きの盛り合わせ)など。日本の方にもおすすめの香港ローカルフード、伍仔記、大埔墟街市熟食中心

久しぶりに大埔(Tai Po)

先日、香港に業務スーパーが開店したので、様子をみつつ数年ぶりの大埔散策。

gotohongkong.hatenablog.com

業務スーパーそのものはどうだったかというと、

「ああ、直営店ではなくてフランチャイズなのね、きっと。」という雰囲気のお店づくりでございました。値付けも面白くて興味深く拝見いたしました。

お味噌が安かった、お味噌!日本のお味噌よ、650gでHK$16-お安いわよね。

そうかと思えば、業務スーパーらしからぬ商品もチラホラあって、例えば梅干し。美味しい梅干しなのでしょうけれども、なぜ、彼らはあの梅干しを選んだのかしら。数粒でHK$45だったのですが、大埔のあの立地で、あの高級梅干しを購入する方がどれくらいいらっしゃるだろうかと、こちらがいなぬ心配などをしてみましたが、賞味期限期間内に売り切れることをお祈り致します。

さてさて、香港の業務スーパーのお話はこれくらいにして、ものすごく久しぶり大埔墟街市熟食中心でお食事。前回はいつ頃だったでしょうか。

5,6年ぶりくらいかなと思ったけど、2年半ぶりくらいだったよう。

hongkonghongkong.hatenablog.com

前回は綺麗なお姉さんのお店で食事したから、伍仔記での食事はそれこそ5,6年ぶりくらいかも。 

業務スーパーからブラブラ歩いて5分くらいかな。大埔墟街市熟食中心は数店舗入っているけれど、どのお店も結構お忙しそう。階下の街市(ローカルマーケット)には新鮮な魚介類も豊富に売られているから、海鮮類を自分で購入し持ち込みするお客様も多い。

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最近は気温も湿度もぐぐぐ−っと高く、ますますビールがススム季節。

SKOL(獅威)HK$20-

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メニュー内、写真はあまりないかな。会話が通じなかったらこのページをお店の方にそのまま見せればそれで良し!くらいな気軽な気持ちでどうぞ。

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でもここの街市は異国の方もチラホラ見かけるから、もしかしたら英語メニューもあるのかも。

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海鮮料理も盛りだくさん。時価のメニューは値段を聞いたら教えてくれるから遠慮せずに聞いた方が良いですね。日本の方が一般的に「お得」と思い描く価格イメージとは異なると思う。

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まだ夕方6時前ということで、のんびりな雰囲気。

伍仔記は冷菜の前菜盛り合わせが有名料理の1つだけれど、二人では少し多すぎるので本日はこちら。

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超爽凍生腸(コリコリ、プリプリ豚ホルモンの冷製おつまみ)HK$75-

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わさび醤油でいただくこのおつまみ。

ホルモン系お好きな方には是非試していただきたい。

これ、日本の居酒屋さんにもあったら良いのに。

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墨魚餅併腐皮巻(イカのすり身ハンバーグと湯葉巻きの盛り合わせ)HK$95-

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左がイカハンバーグで右が湯葉巻き。お料理の写真を美味しそうに撮りたいなと思ってもなかなか難しいものなのですね。この画からは今ひとつ伝わりきらないわよね、この美味しさ。

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こちらのお店の腐皮巻き、具が肉系で食べごたえがあった。こちらも良いおつまみ。

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Covid-19の規制が続くので、普段より空間が大きくて利用者側としては落ち着いていて嬉しいけれど、お店側としてはやきもきするわよね、きっと。

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酢豚系のお料理なのですが、お肉はコマ的なお肉を丸めて使っているお料理なので普通の酢豚(京都骨や咕嚕肉)と比べてお肉が柔らかい。お料理名は何だったかな。

テーブル上のメニューには載っていなくて、キッチン近くのおすすめメニューに記載されているのよね。拔絲咕嚕肉って名前だったかしら?

ビール3本でお勘定はHK$320ほどだったかな。HK$350まではいかなかった記憶。ほんの数日前の出来事なのに、色々なことがアヤフヤだわよ。

(ref only : HK$1.00 = JPY14.10 / JPY1=HK$ 0.070 as of 20210601) 

 

伍仔記、大埔墟街市熟食中心

大埔墟街市熟食中心の地図と場所の詳細はこちら:街市/熟食市場 (香港政府サイト)

伍仔記、OpenRiceでの評価はこちら:

伍仔記 - Hong Kong Style Stir-Fry in Tai Po Tai Po Market Complex Hong Kong | OpenRice Hong Kong

 

大埔墟街市(Tai Po Market )は海鮮好きな方にはたまらない街市の1つだと思います。

スパイス類も多くて、お料理好きであれば1日いても飽きない街市。

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こんな感じで小分けで販売されているので、購入もしやすいし、街市自体の規模も大きく日本の方も楽しめる街市の1つだと思うので、よろしかったら皆さまも是非に!

 

*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!

 

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