香港は街を歩いていると至るところで小袋入りのスパイスや漢方薬材などが売られているし、乾燥果物スライスなども豊富で2,3枚をカップに入れてお湯を注げば簡単にフレーバーティも楽しめる。
例えばこんな感じ。
上左から、乾燥レモンスライス(HK$15) 、八角(HK$5),杞子(枸杞の実 HK$10)
下左から、野生猫耳(雲耳きくらげの一種 HK$15)、木耳絲(きくらげの細切り HK$5)と月桂樹( HK$5)
日本の方の中には苦手な人も多い八角。これを使うと料理が一挙に中華系の味になるけれど主張が強いので利用時ほんの少しだけ。ワタクシも長いこと苦手だったけど、いつの間にかキッチンにいたわよね。
月桂樹。高級スーパーで売られているように葉の形は揃っていないけれど、自分で料理するには十分すぎる。これ入れてお肉を炊くととてもいい香り。
ところで月桂樹。月桂樹はベイリーフなのか、ローリエなのか。あれ?どっちだろうと気になり検索してみたら、アヒルとカモとガチョウの違いを語るくらい頭がクチャグチャになる案件だったのですね。葉脈の違いを見るべし!という意見もあれば、月桂樹(Bay Leaf)と謳っている商品もあるしで、結構なカオス感。なかなか面白い。
日本では比較的高価食材というイメージの枸杞の実。香港は日頃からお料理やデザートにも使うし、結構身近な食材ですね。
きくらげの一種。細切りになっているからお水につければ比較的短時間で戻るし使い勝手がある乾物。栄養もたっぷり。
冬にこれがあると手軽に檸檬茶が飲めるので助かる。お湯を注ぐだけで簡単、簡単。
野生猫耳と呼ばれる、こちらもきくらげの一種だけれど比較的高価な種類。食感が良くて冷製の前菜などにも向いていて四川料理の前菜などにもよく使われているから、お家でも唐辛子系の辛み油やごま油などで胡瓜と合えるとあっという間にいつもとは違う美味しいおつまみが出来るので皆さまも是非に!
扱っているお店の数は多いけれど、こうした商品は品質の良し悪しが分かり難い部分があるので、購入するのは地元香港ヤンがよく出入りしているお店が良いと思います。
(ref only : HK$1.00 = JPY14.10 / JPY1=HK$ 0.070 as of 20210601)
こんな感じに小分け売りされているお店もあって見ているだけでも楽しいし、何か新しい料理を作ってみたくなる。
香港の乾物商品やスパイスは、本当に豊富で自宅使いにはもちろん「料理好き同士の親しい間柄であればこうしたお土産も良さそう」と思ったけれどスパイス系は検疫がややこしそうなのでやはり香港生活中に楽しむのが良さそう! 今回は中華薬膳系の紹介が多かったけれど、中東系のスパイスや中華の唐辛子系のスパイスも、それはそれは種類豊富なので、街を歩くときはキョロキョロ観察して見て下さいね!
*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!
*よろしければスピンオフブログ「香港 アジア 旅と食事のススメと投資の記録」にもお立ち寄り下さい。