Taste of ASIA(亞洲國際餐飲集團)が展開するカジュアルなイタリアンと日式(日本風)の融合料理。
カジュアルなイタリアンと日式の融合といっても日本のオシャレカフェ風というより、どちらかというと香港の茶餐廳(チャーチャンテン)の和洋風バージョンという感じでランチがHK$45-HK$70、下午茶はHK$30くらいという料金帯。
(Ref only : 1.00 Hong Kong Dollar =13.93 JPY / 1 JPY = 0.0717HKD, 20210421)
サイト内の情報によると2021年4月現在、香港内で12ブランド、合計店舗数の記載はないけれど結構な店舗数があると思います。
その中でもItamomoとItamamaは積極的に新店舗を開店しているようだし、気になっておりました。
廚師の選:USアンガスビーフのセットHK$69-
ランチではこれが一番高いセットになるのかな?
一番高いかどうかは忘れてしまいましたが、こちらのお店では高い部類のメニュー。
カジュアルなイタリアンと日式のフュージョンに茶餐廳のメニューも融合させましたっ!というスタイルで、お若い香港ヤンのランチに人気がありそうなメニューって感じかな。
ビーフカレーのセットHK$60-
ランチセットは飲み物付き。
お野菜はロメインレタス。
香港の飲食店にありがちなロメインレタスを真似た何かではなくて、本物のロメインレタスで新鮮で美味しかった。カレーに入っているじゃがいももホクホク。
お肉が多く入っていましてね、香港ヤンはお肉たっぷりのこのスタイルが良いのだと思いますが、ワタクシ、願わくば、このホクホクのじゃがいもの方がもっと欲しいわね。
ワタクシたちはランチタイムのラストオーダー時に滑り込みというタイミングの時間だったから周囲の方々は下午茶をオーダーしているようでしたが、とにかく次から次へと下午茶目当てのお客様が入ってきてたちまち満席。
みたところ、ティーセットのメニューは実物より写真の方が魅力的に見えましたが、それでも満席になるところをみると、価格と空間と料理のバランスが取れているのでしょう。
折角なので、廚師の選(シェフのオススメ):USアンガスビーフのセットHK$69-
美味しいわ、これ。HK$69でこれ出せるのか、凄いな。
HK$69っていう価格はこのお店にとっては結構挑戦的な値付けだったと思うけど、良い挑戦だったのではないかと思います。
こうしたファストフード系……ファストフードの中に入るのかしら?……のお店というのは販売価格がHK$10違うと相当異なる料理が提供できるのよね。平均単価がHK$50のお店がHK$70の料理を出すのって社内調整が相当必要になるし、簡単なことではないのですよね。「そんな高い料金はうちでは無理だろう勢」が比較的強い勢力を持っていたりするだろうし、利用者が思うほどスムーズには挑戦できない、と想像します。
香港では一時飛ぶ鳥を落とす勢いで向かうところ敵なしという感じであったサイゼリヤも最近は何だか元気がなくてですね。
やはり香港という土地は利用者がそうとう限られるのでメニューをどんどん、ドンドン変えていかないと飽きられてしまうのですよね。
hongkonghongkong.hatenablog.com
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このItamomoやItamamaが活発になるに伴い、サイゼリヤが元気を失ってきたように思うけど、実際のところはどうなんだろう。最近は地元紙や広東語でのネットの中でケチョンケチョンに書かれることも多くなんともお気の毒な気がしますが、頑張れ、頑張れ、サイゼリヤ。
流行っているお店というのはやはり学ぶべきものが多くあるし、普段はあまり利用する機会がないこうしたお店もたまに行ってみるのも楽しいものですね。
カジュアルなイタリアンと日式フュージョンのItamomo。うどんやラーメンなどもあるようですが、何となくどちらかというとカフェ風メニューを選択した方が良いのではないかと思わないでもない。いずれにしても香港の若者に人気のあるお店です。全体的に九龍サイド、新界に多いのかな。香港サイドにも全く無いわけではないのでItamomo、よろしかったら皆さまも是非に!
店舗案内はこちら:Itamomo
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