噂ではMTRのストがあるかもしれないということで
今朝はいつもより早起きすべき日だったのに、
昨夜「餐廳天團」を見てから寝たらすっり忘れちゃったわよ。
遅いんだもの放送時間。
放送、1時間くらい早いスタートにならないかしらね。
ところで日本語のオリジナルタイトルは何だろう?
レストラン天国か何か?と思って調べてみると、おやっ?
Heaven?ーご苦楽レストランーっていうんですって。
香港チャラ男さんはこのドラマをチラリと見ながら、
「Doctor Xの番外編か何か?」と仰います。
ああ、なるほど、出演者が結構被ってるからね。
(注意事項: この先、不謹慎な表現が沢山出てきます。こちらは政治、経済、思想などの専門知識を持ち合わせない香港在住女の偏見に満ちた毒舌日記となっております。日本語発信メディア、英語発信メディアではあまり発信されない部分を主に取り上げるため香港のネガティブシーンも多く「香港、大、大、だぁ〜い好きっ!」という方は不快感を覚える可能性がある為ご覧にならない事をお勧めいたしますがご興味のある方は自己判断でおすすみ下さい。改めまして、ここは偏見に満ちた毒舌日記です。ご了承下さい。)
さて。
8月17日(土)、18日(日)の両日、多くの団体が各々の主張の為
各所でそれぞれ集会やデモを開催。
この週末は許可済み、未許可を含み一体いくつの集会があっただろう。
日本語のみで情報収集されている方は民間人権陣線主催デモと
ホンハムの様子以外、情報取りづらいかも。
何れにしてもこの週末、印象に残ったのはやはりこちら。
8月18日(日)民間人権陣線(Civil Human Lights Front)主催デモ@香港島。
主催者側発表170万人、警察側発表13万人。
この数字の差は何なんでしょうかね。
多分170万人でもないし13万人でもない。
まぁ、それを含めて香港なんですけどね。
でも多かったですよね、民間人権陣線のデモの参加者。
無線新聞(2019年8月18日)民陣稱至少170萬人參與集會 警方指最高峰12.8萬人
無線新聞(2019年8月18日):
維園集會人群向中環離開 港島多條主幹道被佔據
(主幹道路に入ってしまう様子は2:30くらいから↑↑)
参加人数が多かったから銅鑼湾のSOGOへ入り込んでしまったり
香港島の主要道路の交通が麻痺したりということはあったのだけれど
昨日のこのデモは、何というんだろう
これまでデモ隊の一部がエスカレートして暴力的になっていたその動きに
デモ隊本体はストップをかけたいという思いというか
デモの本来の目的を取り戻したいという思いとか
そういうものが伝わってきた気がする。
秩序が乱れ、街が破壊されてゆく日々が続いていた中、
人々の心がそれぞれバラバラになっていくそんな日々の中、
今一度、基本に戻ろうという、そんな思いが見て取れたというか
この数日デモ隊に懐疑的になっていた層にも
響く何かがあったんじゃないかな、そんな気がする。
これをきっかけに
現在の緊迫した空気が少しでも和らいだらいいのだけれど。
この18日の民間人権陣線(Civil Human Lights Front)主催デモに関して
日本のメディアはどう伝えたのかなと気になり覗いてみると
読売新聞(2019年8月19日):
香港デモの若者ら、警官の目など狙い「レーザー照射」
産経新聞(2019年8月18日):香港デモ「170万人」参加
当局不許可 道路埋め尽くす
日本経済新聞(2019年8月18日):
香港民主派が抗議集会 主催者「170万人参加」
朝日新聞は有料記事になっていて最後までは読めなかったので割愛。
各紙サクッと読んだ感じだと、記事からの印象と自分が感じたこととは
少し温度差があるかなぁという印象かな。
それにしても気になるのは産経新聞の記事内にあるこの一文。
※※※産経新聞より一部コピー※※※
香港デモ「170万人」参加 当局不許可 道路埋め尽くす(1/2ページ) - 産経ニュース
同日のデモに参加した立法会(議会)の民主党議員、林卓廷氏(42)は中国武警の動きに「香港人への警告で、本当に中国共産党が武力を行使する事態にはならないだろう。香港警察には今の状況に対応する能力がある」と話した。
ほっ??
林卓延先生、これをあなたが仰っていますの??
ふぅ〜ん、なるほどねぇ〜。
ところで日本の方からよく
「香港加油、香港加油!」と声が聞こえてきますが
では香港内ではどうかというと、もちろん
「香港加油、香港加油!」という声は毎日飛び交うのですが
当の香港、香港内には様々な意見を持つ異なる団体が相当数ありましてね
デモ隊のみならず、どこもそれぞれ
「香港加油、香港加油!」と言っていますので
日本の方々におかれましては
「香港加油!」(デモ隊の方ね!)とか
「香港加油!」(守護香港大聯盟の方ね!)とか
もう少し声がけの方向をですね、
細かくしていただくと正しい目的地に届きやすいかもしれません。
香港ってほら、自分に都合の良い独自解釈が盛んなところですので
どこもかしこも自分のことを応援してくれているんだな!と
思っていると思います。
さて、17日、18日はその他にもたくさんの集会やデモがあったのですが
とてもじゃないけど、書ききれないわね。
無線新聞(2019年8月18日):
大會指逾47萬人參加反暴力集會 警方稱最高峰逾十萬人
「守護香港大聯盟」主催による「反暴力、救香港」集会。
主催者側発表47万人、警察発表10万8千。
そう、こちらも相変わらず数字はバラバラ。
確かなものは何もない、それが香港。
こちらの集会の主旨は
無許可デモ反対
市民生活に影響を及ぼす「不合作運動」の反対
ルールを守ろう、平穏を取り戻そうなどなど。
金鐘の添馬公園(Tamar Park)で中国国旗をはためかせながら行われた
こちらの集会は主に経済界やビジネスをしている方々が多かったかな。
香港のビジネス業界に明るい方であれば
あの人も、この人も、というお顔が動画の参加者の中に見えると思います。
で、日本のメディアは?というと、
あれっ??あれあれあれっ??
この集会、記事にしていた大手メデイアはなかったのかしら?
記事、見かけないわね、今のところ。
へぇ〜、書かないのかな、この集会。
その他にもね、いろいろあったのよ。
学校教師によるデモ行進とか
動物愛護協会による集会とか
日本の方は気になるであろうホンハムエリアでの行進とか
そんな中、警察機動部隊の水炮車は粉嶺から黄竹坑の警察学校へ移動。
黄竹坑の警察学校といえば渋滞がなければ銅鑼湾まで15分弱くらいの距離。
一本道なので渋滞があればだいぶかかるけど。
東網(2019年8月18日):修例風波:防爆混亂 警方水炮車黃竹坑警校戒備
この時にお披露目された水炮車ですね。
hongkonghongkong.hatenablog.com
ということで、引き続き
香港での滞在は前後左右斜め方向、全方向に細心の注意をお忘れなく
引き締めて過ごして参りましょう!
※※※香港へお越しになる皆さまへ※※※
外務省による注意喚起(8月16日付)はこちら↓↓
外務省:香港の危険情報(危険レベル1)(8月14日付、8月18日現在有効)
外務省のサイトにも「抗議活動の場には決して近づかない」とあります。
許可されたデモの他に、不許可のゲリラ的抗議活動が香港各地で
勃発しており我々香港在住者でも予測ができない状況が続いています。
特にご旅行で香港にお越しの際は情報収集が難しいと思いますが
フォロワーが多いから、いいね!が多いから、有名な人だからという視点のみならず、
中立的立場で冷静に発信しているサイトの活用もおすすめいたします。
(このサイトは偏見に満ちており、かつタイムリーな記事はほとんどないので
幅広く他のサイトを覗いてみてくださいね!)