香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

楽天の英語強制化に思う事:SoftBankやユニクロは香港の金融情報番組で話題になるのに楽天は話題にならないね

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朝のニュースは大体、有線電視の新聞台を一通り見た後

Bloomberg Daybreak Asiaを流していることが多いかな。

朝のニュースといっても、朝はいろいろ忙しいからゆっくり見るわけじゃないし

全てを理解できるほどの英語能力もない。

だからホントに支度をしながら流している程度。

そうした適当な見方でも、時々耳に入る日系企業の話題。

ワタクシが見ている時間帯のBloombergで

話題になる日本の企業といえばSoftbank。

Softbankの場合は、Softbankそもものというより、

孫氏の動きに関してが多い印象かな。

 

その他の日系関連といえば、最近ゴチャゴチャ続きの

日系メーカーのデータ関連。でももう、あまり出てこないか。

 

時々、思い出したようにユニクロとか、重機、製薬系。

そういう感じですかね。

そして、ワタクシの素朴な疑問。

 

「あれっ????

そういえば楽天って早い段階から英語使用を

強制化していたけど不思議なほどに

香港のニュースで取り上げられないのは何故だろう」

 

「香港のニュースで取り上げられないのは何故だろう?」

と、うぶな感じの疑問表現をしてみましたが、ワタクシの心の中は

そんなに清らかじゃございませんのよ、ホントのところは。

世界と闘うために英語化したらしいけど

世界の経済ニュースで話題にもされないというのは

なんだか皮肉なものね。ぶっ!

そんな事を思ってしまうほど、ワタクシの心は薄汚れているのわ。

 

 

冗談はさておき、英語ね、英語。

英語使用の強制化に早くから取り組んでいる楽天が

全くといっていいほど、香港の金融情報番組で取り上げられないのは

なかなかこれ、興味深いと思うのですね。

そんな風に思いながら過ごしていたところに、

ちょうど、その楽天の英語関連の記事。

日経ビジネスオンライン(2017年12月4日)

楽天は英語効用化でどう変わった?担当者に直撃

business.nikkeibp.co.jp

 

この記事のレビューは

とても参考になった:8%

まあ参考になった:4%

参考にならなかった:88%

読むべき:4%

読んだ方がよい:8%

どちらでもよい:87%

という結果だったようなので、記事そのものは興味がある方は

読んでいただくといいと思うのですが、

読者からのコメントもとても興味深かった。

コメントはこちら↓↓↓の中ほど「いただいたコメント」から閲覧できます。

楽天は英語公用化でどう変わった?担当者に直撃:日経ビジネスオンライン

 

非英語ネイティブ、使用するのは英語のみ!を実行したらどうなるか

非英語ネイティブのスタッフ全員に「使用するのは英語のみ」という事を

実施したらどうなるか?

社内の国際化が進み、

多様化する社員同士のコミュニケーションもスムーズにとれ、

諸外国の一流企業とも戦える

英語はできてあたりまえだし、

これからはこうした形が主体になる

と、そういう思いがあるのかしら?

社内の共通語は英語のみという形に変えていくというのは。

 

ワタクシは「使用するのは英語のみに限る」という状況の会社で

働いた経験がないので今一つ実感がわきませんが、

想像するに、非英語ネイティブが使用言語を英語のみに限られたら

思考やアイデアが薄っぺらになるんじゃないかしら?

そんな気がするけど、実際はどうなんだろう。

なんかね、もったいない気がするかな。

社員全てが英語しか使わない企業って、ほら世界中には

星の数ほどあるわけで、アメリカやイギリス行ったら

超弱小企業から大企業まで英語で過ごしているわけで、

そういう人たちと同じスタートラインにつくという事でしょ。

なんといいますか、人材確保にしろ、社員から出てくる企画にしろ

どこもかしこも似たり寄ったり、

自らライバル社を増やしている感じにならないんですかね。

同じスタートラインどころか相手はネイティブであるわけで

会話もアイデアも厚みがガッツリ。

世界からみたら特別スキルである「日本語」を利用せず、

自ら排除していくというのは、ああ、なんとももったいない!

 

日常業務は香港風に自由気ままにこなしたらいいのにね

日系企業の英語対策を見ていて思うのが、

何だか皆さん、最低ラインとか、書類は英語で作成とか

いろいろ小難しそうな規定作っていらっしゃるけどシンプルに

「香港風にしたらいいのに」

そんな事を思ったりするわけです。

 

香港は1997年にイギリスから中国へ返還されたという

ちょっと特殊な事情があり、細かい事を説明すると複雑になりますが

ここは敢えてその辺りはバッサリ端折ってですね

多国籍、母国語が異なる様々な人々が所属する非日系在香港企業の

日常業務はどうなっているかというとですね

共通語として英語しかできない人がいる時には英語、

メンバー全員広東語が使いこなせ広東語でことが足りれば広東語。

そんな感じに自由気ままよ。

ちょっとわかりずらいですかね、具体的例をあげましょうか。

 

ある日の朝礼シーン。

香港ヤン(母国語広東語)5人、

日本ヤン(広東語可)1人

英国ヤン(広東語不可)1人

シンガポールヤン(広東語可)1人

普段は上記通りのメンバー。

英語しかできない英国ヤンがいるから通常は英語で行われる。

ある日、英語しかできない英国ヤンがアポで不在、その日の朝礼は

広東語で和気あいあい。和気あいあいと行っているとアポを終えた

英国ヤンが突然現れたので、そこから会話は英語にシフト。

そんな感じよ。まぁ、社風にもよるだろうし、

その時のチームリーダーの考えにもよると思いますが。

 

社内にはドイツ人、オーストラリア人、アイルランドに

中国人、オーストリア人、ニュージーランド人などなどなど

いろいろなところから人は集まっていたし、そうした人々が

絡む関連の業務は英語文書で行われていたけど

ではその英文が、英語ネイティブのみの会社で使用されていそうな

英語だったかといえばそうではなくて(←多分よ、多分)

誰にでもわかりやすいシンプルな英語で、特殊な単語なんて使わない。

英検一級とかTOEIC800点レベルで出てくる英単語ばかりを

香港で使ってたら多国籍なスタッフがいる会社では

日常業務は回らない、きっと。

 

 

メンバー全員日本語ネイティブの会議や集いに

日本語を使用してトントントン素早く済ます。それをしない理由はなんだろか?

細かな感覚や温度差などや微妙絶妙なアイデアなどは

母語でやった方が、よりスムーズだし、ミスも少なくなるし

イメージもわきやすいしと思うし、閃きも多くなるんじゃないかしら。

非ネイティブな言語を使用した事による、伝わらなさから起こる

時間のロスや、行き違いなどリスク大きい気がする。

後々、日本人以外のスタッフも議事録を見るからというのなら

英語に強い人を議事録作成の業務にあてればそれで良さそうなものだけど。

 

日常業務上の英文メールのやり取りができないとか

海外に発送するサンプルの国際郵便の出し方がわからないとか

そういう事では困ってしまうけど、

日常業務のやり取りが出来たら、大方の人はそれで業務が回るだろうし

英文契約書を作成するとか

英語しかわからない方々も確認する必要がある内容の書類作成とか

そういう業務は、それをこなす専門の方がいればいいわけで

英語そのものに時間と神経を費やしていたら

勝負をするべき肝心の業務への集中力も奪われそうで

結果、生み出すものが薄っぺらなものになりそう。

自分だったら英語はほどほどにして、

業務に直接関連する事の質を高める事に時間を費やしたいな。

 

 

と、ここまでツレツレ綴ってまいりましたが、

ところで、楽天って何だっけ、メインビジネス。

日本人のワタクシですら、あれっ??と思ってしまうもの

異国の方にはさぞわかりにくいそんな企業なのかもしれません。

 

折角ですので楽天サイト。

corp.rakuten.co.jp

世界に喜びと楽しさを。

楽天グループは世界の人々に、革新的な

インターネットサービスとFinTechサービスをお届けします。

ああ、そうかっ!

超アナログなワタクシではなかなか理解が難しい分野のビジネスなのね。

英語使用の日系関連の記事、こちらも面白そう。

President(2017年3月22日):

「英語強制」丸5年 ユニクロ社員はベラペラか?

president.jp

まだ読み終えていないけど、サクッと見たところ、登場するのは

楽天の他に、日産、ファーストリテイリング、武田薬品、本田技研。

楽天以外は香港の情報番組で比較的登場する企業。

 

 香港のニュースで楽天が話題にならない理由はなんだろね。

ワタクシの素朴な疑問は増すばかり。

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