もの凄く久しぶりに過去を振り返るシリーズ。
2009年10月16日の記録。
前置きの部分の曽行政長官と女性視聴者のやりとり
とても印象的で今でも覚えている。
2009年頃の香港はもう既に不動産高騰のニュースでもちきりだったのだけど
2020年現在では世界で一番生活コストの高い都市となり
2009年頃の不動産の価格なんてまだまだ可愛いものだったわっ!
と、懐かしく振り返ることさえ出来る。
当時声出演した医者と弁護士の若夫婦、その後お家は買えたのかしら?
そんな疑問がよぎるけど、
香港だもの、香港ヤンだもの、
きっと2つも3つも
買っていらっしゃるでしょーよっ!
あれから11年という時が過ぎた今、
そんな風に思うわよね。
11年、たかが11年、されど11年。
香港に来たばかりで広東語もままならない十数年と
街市のおばちゃんと広東語で荒っぽいやり取りが出来る状態での11年って
その密度はまるで異なると思うの。
2009年頃は「ホントよねぇ〜、香港ヤンも色々心配事尽きないし
何かと大変よねぇ〜」
なんて、可愛らしく思う自分自身がいたけれど
あれから結構な時間が流れ、様々な香港ピーポーと接し
様々な経験を重ねた2020年の自分が感じるのは
「彼ら、香港どころか、日本でも不動産買いまくって
B&Bとかしてんじゃないのぉ〜?」
そんなとこよね。
当時のタコの値段も驚きで、HK$15とはっ!
そうそう、当時は街市のおばちゃんもワタクシを見かけると
タコ買ってぇ〜、タコ買ってよぉ〜、お願いっ!
なんて可愛らしい声がけをしてくれたけど
最近なんて、世界中のタコ高騰に加え
香港ヤンが街市でタコを購入することを覚えたからか
値段はHK$40くらいから。
ワタクシを見かけても声がけが必要ないほど
周辺の香港ヤンがタコを購入なさる。
エビも当時は活きエビをHK$20で買えたのか。
今では安くてもHK$50くらいからかな、活きたのは。
曽行政長官から梁行政長官、そして林鄭月娥行政長官と時は移り
何かとお騒がせな日々が続く香港ではありますが
今しばらく、そっと見守りたいと思います。
***
2009年10月16日(金)香港、曇り時々晴れ。湿度84%
値上がりっぱなしの不動産について、昨日の行政長官との問答広東語編での
若い女性視聴者からの意見。
視聴者:「私たちは結婚したばかりです。私は医者、主人は弁護士。
こんなに家の値段が上がってばかりで、私たちは働けど、働けど、
一生、自分の家が持てないんじゃないかと、心配で、心配で……」
…… 一同、チョッと、沈黙。
彼女は本当に切羽つまった感じで相談しているようでした。
決して「私たち夫婦は医者と弁護士よ!あなた方のご職業はぁ~???」っていう
高飛車なものではなく、本当に途方にくれた感じでしたね、彼女。
だからこそ、一瞬、空気が止まっちゃったんでしょうね。
我家でも苦笑いでした。
医者と弁護士の若い夫婦ががんばって一生懸命働いて、
それでも家一軒もてない世の中って?
えっ?私たちは一体、どうしたらいいのぉ~?????って思った人、
私たちだけではないはず!
曽氏:「結婚したばかりのあなたたちのような若いご夫妻が
セントラルに家を持ちたいといったら
それはすぐにはチョッと無理かも知れないけど、
でもHK$4000/呎もまだまだ、香港にはいっぱいあるし。。。」
という感じで答えてはいたのですが(たぶん)、
それに対し、香港メディア、行動早いですね。
「現在、HK$4000/呎で買える家」の取材に行ってましたね。
なかなか、興味深いものでした。
ただ、ここは、香港。
メディアも日本に負けず面白おかしく残酷に
ウケそうな場面だけを伝えてくるのでその辺は自分で考えるとして。。。
で、今日は朝からうって変わって曽氏、
「エコ電球」に追われています。
なんか、気の毒。。。
曽氏は人当たりは本当にいい人ではないと思いますが(←勝手な想像)
それでも、ただ単に政治バカというか、
「車」事件で政治生命を絶たれた梁元財政官のような、
ずる賢さ(←これも勝手な想像)はもちあわせていない気がするなぁ。
実際のところ、どうなんだろう。
さて、昨日の夕食。
先日、セントラルに行ったときにライムを購入していたのですが、
なかなか使う機会がなく
「そうだ、今日はエビとイカと春雨でタイ風サラダにしよう!」と思いたち、
元気に街市へ出かけていった。 で、そこで仕入れてきたのは、
タコが元気に動いていたので思わず買ってしまいました。(HK$15)
イカ、タコ、好きなんですね。私。
で、香港はその、イカ、タコ、安くておいしいのです。
今日の目的のエビももちろん買いました。
遊水海蝦です。(HK$20)
「遊水」が付き、さらに「海」がつくと、
「ピチピチに泳いでる、新鮮な海でとれた蝦よぉ~!」
ということで、既に息絶えた養殖蝦より値段は高くなりますね。
そして、もちろんお味も香港人が表現するところの
「好鮮甜!!(ホーシンティム!!)」でございます。
で、できあがった料理はこちらっ!
って、そういう写真はないのよ、このブログには。
街市からトボトボかえってくる間に
「あ、タコを洗う用の大量の塩、家にないなぁ~」と思いたった。
で、代わりに大量にあった「片栗粉でゴシゴシ」やってみました。
牡蠣や蝦だって、大根おろしの代わりに「片栗粉」を使う人もいるから
「タコ」もいけるだろうという楽観的想像のもとにやってみたのですが、
大丈夫でした。しっかり、ヌメリとれましたよ。
番茶なんて洒落たものは我家にはもちろんなく、
茹でるのにも番茶の代わりに「酢」を使ってみました。
エビとイカのタイ風春雨サラダとは全く違う趣になってしまいましたが、
こんなピチピチでオイシそうなエビはやはり白灼でしょ!
ってことでサラダ用にはHK$10ほど豚ミンチを購入。
トマトと紫玉ねぎ、中国セロリで免治粉絲沙律。
おいしゅうございました。