香港の若者、特に「食べ放題」が大好きな方々の間で絶大な人気の牛大人。
行ってまいりましたよ。
牛大人のオフィシャルサイトはこちら:
牛大人 Master Beef – 吃到飽台灣火鍋!Taiwanese Hotpot – All you can eat !
台湾スタイルの火鍋らしいのですが、台湾にこの牛大人(Master Beef)が存在するのかどうかは、わかりません。少し検索してみたけれど、今の所見つけられず。
香港内には2021年4月17日現在5店舗。
先週火曜日、旺角に所用で出かけ夕方5時過ぎには終了。自宅に帰ろうと思いつつも「牛大人」の看板が目に入りビル下まで行ってみると、パートのおばちゃんらしき方がお店のビラを配布しながら案内中。
こちらのお店、とにかく「食べ放題ラバー」の中には熱烈のファンが多くいて「Walk-inでフラフラ行ったって、席なんかないわよっ!!」ということは聞いていたので、このお店のことは頭の片隅にあったのですね。
その割に開店時間そうそうビラを配っているとは、はて? いくら人気店といっても、コロナ禍のご時世、なかなか大変な状況なのでしょうか?
2時間食べ放題のHK$168-〜とある。
こう、いういかにも現代的なお店には必要に迫られない限り普段あまり行くことは無いのですが、賑わっているお店にはそれなりの理由があると思うから行ってみた方が何かと学びがあるから良いのよね。ビラ配りをしているくらいだもの、お席はあるのかもしれないし、これ、いい機会ですかね、と。
イザっ!
受付の段階からちょっとアタフタしてしまいましたが、時間が17時15分だったということもあり、受付のお姉さまに誘導されるまま「19時30分前には離席パッケージ」にしてみましたよ。まずはここ受付で時間のコースを決めるわけですね。
お席についてからは、スープと食材をコースを選ぶ仕組み。真ん中の「美國SRF極黒牛」を選択。と、いうことで
「19時30分までに離席、美國SRF極黒牛 HK$208-」(2021年4月19日のレートで約2,907円)
プラス10%サービスチャージ。
まずはスープを選ぶ。
辛そうなスープから薬膳系スープまで色々で、でも広東式スープとは全く異なり、なるほど、これは何度も来てスープの違いだけでも楽しめそう。
台湾火鍋の予習はしてこなかったので知識が全く無く、お姉さんに相談すると、辛いスープも人気だけれど、辛くないほうが良いならばコレをとおすすめされた、鶏と薬膳、瓜系のスープにしたけど名前は失念。確かに変わっていて面白い。
薬味やタレには、大根おろしやお酢ベースの自家製ソースのようなものもあり、これは日本人にはとても嬉しいラインナップ。香港ヤンって大根おろしあんまり食べないから大根おろし使い放題って感じである種、感激。
ところでスープをお伝えするとお店のお姉さんったら当たり前のように「では、携帯アプリでオーダーして下さいね!」なんて言うものだから、中年の我々はアタフタどころか、もう、怖気づいて顔見合わせちゃたわよ。やったことない、そんなこと!
香港ではアプリで注文するお店が増えているのは知っているけれど、そういう系はまず行かない。その前に、私の携帯、会話だけでネット繋がるプラン契約してないし。
焦る焦る。
若いお姉さん、アタフタする中年を不憫に思ったのか、アプリのダウンロードからしてくれました。私のようにネットプランつけていない人は、Free Wi-Fiが準備されているので大丈夫。
お店の作りもね、よく考えられているなと思いました。
コロナ禍の中、政府の規定に沿って良く対策がなされていましてね、私たちは丸テーブルに通されたのですが、丸テーブルにはこうしてデザインされた板で仕切りがされていて、板の向こうは見知らぬお二人様が座っているといった、そういう作り。
板の無い丸テーブルを火鍋で相席といったら、敬遠したくなる人もいると思いますが、こうしてちょっと手の入った板になっていると、席のアサインもスムーズに進む。
とにかくサーブが速くて、アプリでオーダーしてから体感では2,3分でサーブされる、長くても5分くらいじゃないかしら?
オーダー系の食べ放題って、オーダーしてから提供されるまでの時間がヤキモキする時間になるとおもうけど、そんな心配、このお店では皆無。
ところで「美國SRF極黒牛」ってどんなアメリカ牛かしら、と思って検索してみると
料理王国のサイトにその説明がありました。
黒毛和種の血統を受け継ぐブランド牛。成長促進ホルモン剤の不使用、500日以上の長期穀物飼育など、丁寧に育てられ、黒毛和種の旨味と、外国産牛の力強い赤身肉を兼備した肉質が特徴。アメリカで最高の等級評価を受けた最高級の牛肉が味わえる。
ラム好きにはニュージランドラムもあります。
小鉢てきなおつまみも数品用意されていたかな。
丸テーブル(半分)はそこそこの広さ。
団子系。
この辺りで、オーダーの仕方にも慣れ心にもゆとりが生まれ、やっとのこと周辺のテーブルを見回してみると、はぁ〜、周囲の皆さま、相当慣れているご様子。
ちょこちょこオーダーするのではなく、好きなお肉の種類を5皿、6皿ガツンと一挙にオーダーしている。
ということで、我々も習ってガツガツ追加オーダー。
場所を取らないシステムがキチンと考えられている。
どのテーブルもこんな感じにお肉が山積みされていた。
美國SRF極黒牛、ホント、米国産牛肉のあの独特な臭みがなくて美味しいな。
野菜も食べ放題であるのだけれど、ここに来たら皆さんひたすらお肉を食べるのね。
凄いわよ、皆さまのみなぎるパワー。
離席時間30分前にラストオーダーの案内が入って、デザートの引き換えクーポンが渡される。新規メンバー登録割引、当日につかえて10%オフ。
もうお鍋はいいかなと思ったタイミングでクーポンを渡してアイスに引き換え。
オーダーから提供がこれだけ迅速に行われるのなら、120分は十分ゆっくりできるし、
なるほど、これはリピーターになる人多いだろうな、と思えるお店でした。
この日は、周辺の方々に見習い、我々もお肉、お肉、お肉!とお肉ばかりを食べたのですが、肉食って体温上げるのね、ビックリだわよ。
夜、寝ようと思っても体中がポカポカしてしまって、なるほど、西洋人さまの平熱が我々より高い理由はこれなのね、とつくづく感じたお食事でございました。
今どき流行りの蒸し火鍋とか、すごくオシャレな火鍋ってわけではありませんが、一度行ってみても面白いかも。特に日系の飲食業界の皆さまにはおすすめしたい、学べることが山のようにあるお店でございました。
ところで、19時30分、食事を終えて帰ろうとすると、お店の受付には「本日のWalk-in受付終了!!」の文字、エレベーター前には人が山のように溢れて待機中。
ビジネスは相変わらずお忙しかったのですね。それでも5時過ぎの、ほんの少しのテーブルの空きを埋めるために下でビラを配っていたのですね。
「この辺りの姿勢も見習わないと」と素直に思える出来事でした。
こちらのお店、二人から受付で、お一人様は残念ながらお食事が出来ません。エレベーターで一緒になったお兄さん、お一人様だったのでお気の毒にお食事にありつけず。金曜、土曜、日曜日、祝日と祝日前は+HK$10。
とにかく忙しいお店なので、Walk-inで入りたい場合は平日の5時に突撃が吉。
牛大人(Master Beef)
牛大人 Master Beef – 吃到飽台灣火鍋!Taiwanese Hotpot – All you can eat !
予約はこちら:
牛大人台灣火鍋吃到飽 | Book Now! - inline online bookings
OpenRiceでの評判はこちら:
今日はお肉をいっぱい食べるぞ!という気分の時、皆さまも是非に!
お二人から受付なので、家族やお友達を誘って行くのですぞ。
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