香港、食、旅、仕事と時々日本

ごくごく普通の香港の生活。食、旅、仕事、語学と日本、時には経済的自由を考える。他人に厳しく自分に甘くが基本姿勢の毒舌日記、乱暴な言葉もでてきますゆえ自己判断にてご覧くださいませ。旧Hong Kong Days

中東の海水淡水化プロジェクト:「中近東諸国の淡水化事情について」日本海水学会誌 第29巻 第5号(1979)

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驚いた。

何故、今日まで辿り着けなかったのだろう、この記事に。

J-STAGE 中近東諸国の海水淡水化事情について P232-P239

www.jstage.jst.go.jp

資料(PDF) 中近東諸国の海水淡水化事情について P232-P239(著者:佐藤真士)

発行日 1979年 

公開日 2013/02/19 

とある。

 

1970年代に日本政府が手がけていた中近東諸国の海水淡水化プロジェクトについて

時々、思い出したように調べていた。

調べていたといっても、40年も50年も昔のことを

全く関係のないここ香港で出来ることと言えばネットで検索するくらい。

中東がオイルマネーに踊り世の中のニュースを騒がせる度に、

ああ、そうだ、世の中にfacebookやそれに似たものが出現し

遠く離れていた「中東」が急に視界に入ってきたんだ。

ネットの中で見る彼らはたいていお金持ちで

砂漠という過酷な環境をもろともせず

高いビルに住み、きらびやかな車に乗り

ペットに豹や鷹を飼う。

  

「中東」というものは、

自分の中で長いこと遠くに置いてきた存在だったのに。

「中東」なんてものは自分とは何ら関係ないものだったはずなのに、

隙間のない空間なのに、

無理やりこじ開けるように急に人生の中に割り込んできた。

 

それはきっと、自分自身が歳を重ね、

残りの人生の時間のほうが少なくなった今

自分自身が本当にやりたい事とか、会いたい人とか

見たい景色とか、同じ空間で時を共にしたい人は誰なのかとか

そんな事を考える時間も少しづつ多くなって

そんな中で、もしかしたら「中東」というのは

自分自身の中で気になる存在になってきたのかもしれない、そう思う。

 

中東の海水淡水化というビジネスは2020年となった今、

大手商社やプラントメーカー、エネルギー関連や化学業界など

日本の大手一流民間企業が多くのプロジェクトを持っている。

日本の民間企業による動きが活発になってきたのが

いつ頃のことか私ではわかりませんが

1970年代のこの頃、日本は政府が中心となって動いていたのだろうと思う。

  

70年代、政府が手がけていた中近東の海水淡水化プロジェクトに父は行っていた。

父は機関科の卒業で若い頃は遠洋漁業の船に乗っていた。

でもこの頃はもうすでに陸(おか)に上がっていたと思う。

千葉の片田舎のエンジニアに何故声がかかったのか、その辺の事情は分からない。

 

記憶もあやふやだし、正確な年月日は今手元にないけれど

さぁ、いよいよ帰ってくるぞという年末、飛行機がだいぶ遅れて

日本に着いたのは新しい年に入って数日した頃だったように思う。

今、自分自身が年を重ね、あの時のことを懐かしく思い出しても

その記憶はほんの一欠片のピースでしかないのだけれど

当時の事を尋ね答えてくれる人というのは残念ながら周辺には存在しない。

一旦は途絶えた記憶も、ネットというものが生まれて状況は変わった。

少しづつ、すこしづつ、絡まった糸を解くようにして思い出したり

どんな環境だったのだろうかとその軌跡を辿ったり

できればいつか私も現地に行って機会があれば見てみたい

そんな事を時々考えるようになった。

 

 

***

 

久しぶりに中東を思い出した記念に別窓でのいつかのつぶやきを置いておく。

wired.jp

この記事がリンクしてあったからこれを読んで思ったことだったのだろうと思うけど

2017年7月某日のつぶやき。

遥か彼方の大昔、灼熱の太陽の下、父と仲間が砂漠の中に住む人々の為に人生をかけて水を通した地。あれから間もなく半世紀。ドバイの人々は金に舞い周辺諸国では戦いが絶えることはない。彼らが今のドバイや中東諸国を見て思う事は何だろう。こういう世界を作るために過酷で広大な砂漠の中に立ち向かったのだろうか。ってかさぁ~、アラブの石油王は香港でヒィーヒィー言いながらやっとこさ生きてる我々の面倒くらいみなさいよっ!!っていうのよね、ったく!!

 

このつぶやきも今あらためて読んでみると「父と仲間が」ってシレって書いてるけど

別にチームリーダーとかそんなんじゃなかったんだと思うのよ、多分。

文字通りフロントラインで汗水たらして頑張っていたんじゃないかと思うけど

まぁ〜、今の世の中であれば「ドサクサにまぎれて盛ってるしっ!」とか

言われちゃいそうだし、なかなか難しい世の中となりました。

 

 

兎にも角にも、

今日は新しい情報に出会えて少し心が落ち着かない。

中近東の海水淡水化プロジェクト

少しづつ、少しづつね、知っていけたらいいなとそう思う。

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