大澳(Tai O)
香港で最も古い漁村の1つ。今でも多くの人々が水上で暮らす村。
自然に囲まれ厳しい生活を強いられるも、美しい。
流れる時間の速さが異なる。
大澳の町はとても小さい。
大澳に来たら、これを食べずには帰れない「大澳沙翁(大澳ドーナツ)」
写真左端で揚げているのが、その「大澳ドーナツ」
机の上に並んでいるのはココナッツタルト。
低めの温度でゆっくり揚げるので、大体の場合、しばし並ぶ。
肝心の大澳ドーナツ、写真を撮るのを忘れてしまったので検索結果を貼っておきます。
柔らかくて、しっとりしていて、癖になるお味。
村をゆっくり一周りして帰路につく。
急ぐ旅でもないし、たまには船で帰ろうかとフェリー乗り場に向かうと、行列が出来ている。あれ?今日は平日なのに。
村の中を歩いている時には、普段より若干人が多かな?くらいの印象だったのに。
最近はいつもこんなに混んでいるの?と地元の方に聞いてみると、一昨日辺りから急に混んできたというお話だった。
この日は2月の末。
香港政府が不要不急の外出はなるべく控えるようにと注意を促す少し前。
SARSの時もそうだったけど、新鮮な空気を求め多くの人が離島や郊外に出かけ、そこに住む人々を困惑させる。そんなニュースを呆れるように見ていたけれど、この日は知らぬ間に自分たちもその一部になってしまっていた。酷く反省。
それにしても香港の人々は個人グループといっても10人、15人くらいで行動するグループも多く、その習慣は普段は微笑ましいものかもしれないけれど、こういう時にはいただけない。
あまりの人の多さに船の臨時便が用意されたけど乗船できたのは私達の前の方々まで。
バス停方向を見ても人が多いし、ゆっくり次の船を待つことにした。
一時間以上ゆるりと待ったお陰で景色を最高に満喫できるデッキの特等席。
大澳(Tai O)から東涌(Tung Chun)経由、屯門(Tuen Mun)まで、約1時間半の船旅。CKS Fortune Ferry 時刻表はこちら。
大澳から東涌までは45分くらいかな。
東涌を出発し、一路、屯門へ。
あまりの美しさに人々が夕日を眺める。
香港の、身近で素敵な船の旅。
同じような写真が並びますが、華為(ファーウェイ)で撮った写真もサクサクと。
この橋、見えるかしら?日本のアクアラインのように途中から海底を走る「港珠澳大橋」香港、マカオ、珠海を結ぶ橋。全長約55km。
右を見ても、左を見ても美しい。
船は橋の下をくぐり、家路を急ぐ。
船が出発した時はまだ日が高かったけど、すっかり夕方だ。
だんだん街が近づいてくる。
ランタオ島のロープウェイ。
そう言えば、このロープウェイをこの角度から見たことはあまりなかったかな。
美しい。
本当に美しい。
この頃はまだ飛行機は飛び交っていたのかも。
今日は似たような写真ばかりを載せてしまいましたが、それでも実際の風景はもっともっと美しくてとても写真では伝わり切らない。
日本からの香港へお越しの皆さんのみならず、香港にお住まいの日本の方も「大澳」におでかけになる機会は比較的あると思います。
船の本数は非常に少ないですが、この「大澳ー東涌ー屯門」の船旅は本当に素晴らしい思い出になると思うので、お時間が許せば是非乗船してみて下さいね!
こちらの時刻表、肝心の一番知りたい到着時間が記載されていませんが、大澳ー屯門間はだいたい90分くらいです。
屯門に到着の後はこちらで食事がお薦め!
hongkonghongkong.hatenablog.com
香港にお住まいの方も、そうでない方も、是非に!