自家製揚げ雲呑と揚げ餃子の盛り合わせ。
ここに来るたび食べている気がするけど、良いおつまみ。
量が多いのよね、少し。二人だとこれをつまみにまったり飲んで
お勘定したくなってしまう。
量が多いのよねとか、そう言う割には、この日はたくさん頼んだようね。
上は炸子鶏(鶏の丸揚げ)。
夜営業しているダイパイトンであれば大体どこにでもある鶏料理。
鶏肉好きであれば日本の方も大好きだと思うし、
日本の鶏の唐揚げとも全く異なるし
「あっ、そうそうコレコレ香港だよねっ!」と思える料理の1つだと思うので
見かけたら試してみてほしいメニューの1つ。
左下は椒鹽沙追魚(キスの塩胡椒揚げ)かなと思ったけど
よく見ると九肚魚かも。
この九肚魚 、日本では食べたことのなかった食感で美味しくて
香港に来た頃よく食べた。ダイパイトンで食事をする度に頼んでいた気がする。
本当に香港ではよくある食材で、ダイパイトンではどこにでもある。
そう言えば昔、「九肚魚」の風貌や頭が如何にゴツイかということについて
触れた気がするけど、どこだったかな。この辺りかな。
hongkonghongkong.hatenablog.comhongkonghongkong.hatenablog.com
改めてさてこの「九肚魚」って日本にあるのかしらと調べてみると
おお、なんとっ!「九肚魚」って本来は「狗肚」と書くのですね。
「狗」は犬の意味なのですが、それでは料理名として見た目が気になり
「九」が当て字とされたのかしら?
狗肚魚(Bombay-duck)から日本語を辿ってみると
Wikipediaによると「テナガミズテング」とあります。
さらに調べてみると、こんな楽しそうなサイトがあったのですねっ!
WEB魚図鑑:テナガミズテング
良いなぁ〜、このサイト。知らない魚がたくさんで思わず見入っちゃう。
魚のサイトとか図鑑ってなんでこんなに楽しいんですかね。
こちらの酒徒さんのつぶやきもとってもわかりやすかった。
蝦潺。和名はテナガミズテング。海底の砂地に棲み、鱗がほとんどなく、ヌルヌルしている。加熱しても身が硬くならず、豆腐並みに柔らかいことから、豆腐魚の異名がある。しかも、豆腐と一緒にスープにするのが定番だと言うのだから面白い。 pic.twitter.com/lZ42KbtRdp
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) 2018年9月24日
それにしても、この酒徒さんのブログ「吃尽天下」と「酒徒善人」が圧巻!
世の中にはブログをこんなに丁寧に書かれている人がいらっしゃるとは……
酒徒さん、様々な情報、ありがとうございます!
さて、この九肚魚。
香港では塩胡椒風味でカラッと揚げたり
衣をつけてフリッター風に揚げたり、
豆腐とスープにしたりと本当に身近な食材で、
自分も日本では食したことがなかった食感に驚き
ダイパイトンでの食事の度に頼んでいたのですが
いつの頃からか他の魚がある場合には他の魚もイロイロ試してみるようになった。
きっかけの1つとして
何年前くらいだったかしら、今となってはうろ覚えでしかないのですが
あれだけ出回っている九肚魚が「準絶滅危惧種」的なものに指定された
というような、そうした情報が香港で出てですね
一時市場から消えたんじゃなかったかな。
でも、その情報、他の魚の情報などもよくよく見てみると
香港のレストランではよく好まれるハタ系のお魚も多数記載されていて
あれっ?これ、このポスターの情報を元に魚選んでいたら
香港で食べる魚、無くなるよね?的な内容かなにかだったような、そんな記憶。
本日は話がアッチ行ったりコッチ行ったりしましたが
まぁ、あれですね。
湾仔の駱克道街市熟食中心。
このブログ内でも何度か出てきていますが
湾仔の駅から銅鑼湾側に徒歩5分強くらい。
コテコテ、ガッツリ香港地元飯がたくさんありますので
よろしければ皆さまも是非に!