石排湾街市といつもシレッと書いていましたが、
そうだ、ここの街市の正式の名前は漁光道街市だったわね。
いつも行っていた石排湾の奥のお店の女将さんが引退して以来
すっかり足が遠のいてしまったこちらの街市でありますが、
たまにはブラブラ。
熟食中心に向かう階段を下り、左側一番目にあるお店。
こちらのお店、場所がら夏は空気が籠もってしまいあまりにも暑いせいか
夏はあまり営業していないのよね。
たまにはこちらにお邪魔しますかね、と、初「食為鮮」
「食為鮮」ってお店の名前だったのね。
結構、シンプルなメニュー。
うん、うん、香港のダイパイトンの基本メニューのお手本って感じのメニュー。
でも、メニューに載っていないものも言ったら何でも出てきそう。
そう、それが香港のダイパイトンだから。
パリパリ鴿さん。
小ぶりだったけど、嫌味な味でなくてサラッと食べれた。
何度も何度もこの前を歩いて他のお店に行っていたけど
この黄色の看板の文字がお店の名前だったなんて、知らなかった。
イヤ、お店の看板に書いてあるんだからお店の名前でしょうに!
と言われたらそうなんですが、何だろう、どうしてだろう、
お店の名前の看板の色って感じじゃないというか、
ビールの宣伝看板にしか見えなくない?
きっとブルーガールが作ってくれたんだと思うけど
ブルーガール色が過ぎるわよね。
ブルーガールというビールがあまり出回っていない日本の皆さんには
この感覚、伝わりづらいかと思うととても残念でございます。
香港チャラ男さんに同意を求めてみるも「食為鮮」だもの、
誰がどうみてもお店の名前だよ!とつれないお言葉。
鶏脚。鶏の脚と書いて、そのまんま鶏の脚のおつまみ。
上から見ても鶏の脚。
そりゃそうだ、鶏の脚しかないのだから。
お魚の旨煮焼き的なお料理。
メニューを見直してみると上から3番目に「鮮班腩煲」HK$102
とあるから多分、それでしょう。
「班」はハタ系のお魚。
この「班」系列のお魚も香港にはそれはそれは沢山あって
養殖から天然ものまでお値段ピンからキリまで多種多様。
魚で「腩」といえば腹身側でプリプリしてる美味しい部位。
料理名に「鮮」という文字が入っていれば新鮮っていう意味ももちろんあるけど
冷凍物ではなく非冷凍食材を使っていますよの意味で使われている場合もあるので
そんなことを念頭にメニューを眺めてみるのも楽しいかも。
そうは言っても広東語メニューの場合、
「音」を重んじることもあるし、
特に食材表記に関しては、値段みたら検討つくだろ!という感じで
慣習的なものもあるしで、
必ずしも非冷凍物を使用しているということでもないところが
これまた香港でございまして、
外食時に使われている食材が冷凍物かそうでないかを判断するには
オーダー時に確認する為のコミュニケーションが取れないとしたら
あとは自分自身で香港での「食」を重ねるしかないのかも。
では我が家はどうかというと、冷凍物を気にするかといったらそうでもなく
美味しければなんでもよし、お安ければなお良し!
誰かが作ってくれればそれで良し!って感じであまり気にしない。
今は冷凍技術も上がっているし、新鮮でない生の物を食べるのであれば
新鮮なうちに冷凍されたものを食べた方が断然美味しいってものも
沢山あるしで 、いろいろね、食材の選択が増えることは良いことだと思います。
そんなこんなで香港仔から徒歩15分弱くらいかな。
石排湾の「漁光道街市熟食中心」
日本の方々が通りすがりに見かける場所では決してありませんが
機会がありましたら皆さまも是非に!