かます。
香港ではお安くて美味しくて毎日の生活に重宝するお魚。
この写真、鱗をとったあとに撮ったから何だかヘナヘナだけど鮮度も良いし
なによりカマスは鱗を取るのも簡単だし本当にありがたい。
この日は1山HK$30、2山買ってHK$60-
今の時代のHK$60といえば日本食ランチは無理だけど
ローカルランチ一食分くらい、という価格かな。
このカマス。
美味しいお魚なのに、どうも香港ではそれほど人気が無いらしい。
イヤ、実際のところ、人気が無いのか、レストランや小売店に卸すほどの量は
漁獲量がないのか、カマスを市内で見かけることもないし
漁業の街Ap Lei Chauの料理店でも
カマス料理を出しているお店は見かけない。
街市でもだいたい一山HK$30-HK$40くらいのお値段なので
安いイメージがありすぎてお料理店では扱わないのか
広東料理の基本のキホン「蒸す」という料理法が合わないお魚なのか
その真相の程はわかりませんが、ヤップンヤンのワタクシは
香港の家庭ではあまりカマスを食べないという、
そんな香港の食文化に感謝をしつつ、カマスを見つけては
塩焼き用、フライ用、気が向けば一夜干しなどなど仕込みまして
チマチマと頂いております。
でも、何だか最近、
周辺街市では「一夜干し」的な加工をしたお店が現れましてね
カマスに限ったことではないのですが
お魚の一夜干し的商品が売られ始めたんですよね。
どうやら「一夜情」と名付けられているらしい。
以前はあまり人気の冷凍サバもいつの間にやら市民権を得て
あっという間に値上がったもの、カマスのお値段の行き先も心配。
カマスをお安く大量にワシワシと食せる幸せな日々。
いつまで続くことやら。