2021年、夏の日の出来事。
いつものワンチャイ、駱克道街市(Lockhart Road Market)
名前の通り、Lockhart Road沿いにあるマーケットで湾仔駅から銅鑼湾方面に向かってぶらぶら歩いて7分くらい。
でもLockhart側を歩いてゆくと入り口が分かりづらいかもしれないから、初めて行く方はHennessy Roadをブラブラ歩いた方がたどり着きやすいかも。
湾仔も銅鑼湾も日本の方は多いのに、この食堂で日本の方をお見かけしたことはまだないような。。。いや、実際、ここの中に日本の方がいらしたとしても、きっとお互い地元香港ヤンの人々と何ら区別がつかない感じに染まっているのでしょう。
お安いのよね、このお店。こちらが心配してしまうくらいにお安いの。
それでも少し前まで鶏半羽HK$65だったけど流石にHK$75へと調整。
そりゃ、そうだわよね。
ビールもBlue Girl(藍妹)の大瓶HK$27だなんて、びっくりだわよね。
写真に写っているSonderbergなんて大瓶でHK$16。
このビール、以前はとてもよろしくないお味だったのに、この5,6年の間に随分お味が改善された、気がする。いや、安さにつられ飲んでいるうちに、その味に慣れてきたのかも。
不思議なことに、この日の食事の記録はここまでで終わっている。何故かしら?
何を食べたのかしらね?
写真を撮っていないということは、どなたかと数人でのお食事だったのかもしれぬ。
その数日後、また、同じお店にお伺いしたようで、今度は突然お料理からの写真で始まっていた。ホントのところは同じ日だったりするのかしら?デジタルというものは、なるほど、よく、わからぬ。
小炒王。HK$68-
香港の大排檔ではどこのお店でもだいたいあるメニューの1つ。
お店によってその具材は異なるのだけれど、干しエビやカシューナッツ、九菜花(花ニラ)はどのお店でも使われているかな。
こちらの苑記の小炒王、贅沢に具だくさん。ビールのおつまみにとても良いのよね。
これね、お家で作りたくても自宅では火力が弱すぎて、この仕上がりにはならないのよね。外食時に試すべし一品。
蒜香牛油鶏翼HK$55(バター風味の手羽の唐揚げ)
これね、時々食べたくなるのよね、昔を思い出して。
他のお店だと、越式牛油鶏翼みたいに「ベトナム風鶏手羽の唐揚げ、バターチキンウイング」という感じの名前をつけているお店も多いかな。
流行ったのよ、ものすごい勢いで、25年位前の香港で、ベトナム料理がね。
その時、ベトナム料理の中でも「牛油鶏翼」が特に流行りましてね。
銅鑼湾、景隆街(Cannon Street)にも数件ベトナムレストランが立ち並んでいて、その頃の中秋節といえば、ベトナムレストランで「牛油鶏翼(バターチキンウイング」をTake awayしてビクトリア公園で月を眺めなら食べるというのが、ナウくてオシャレンティなデードだったりしたわけですよ。
ベトナム関連の思い出と言えばそうした明るいものだけでもなくて、当時の他のニュースも思い出す。
香港の返還は1997年だったのだけれど、まだその頃はベトナムからの難民の方々が多くて、New Territories(新界)の方には難民キャンプもあって、返還と前後して難民キャンプも閉鎖されたんじゃなかったかしら、ちょっとうろ覚えだけど。そんな時代だったのよね。今の香港からはとても想像できないと思うけど、ほんの25年前のことなのよね。
少し調べてみたら、香港におけるボートピープルに関しての記事がありましたので、広東語版ですが、興味のある方は覗いてみてくださいね。
香港歷史上第一艘越南難民船 (ETnet 経済通:世事政情 2021年5月5日)
街市のお食事風景から、話がだいぶそれてしまいました。
鯧魚の唐揚げ。HK$78-
鯧魚はマナガツオに似ているけれど、日本のマナガツオのような高級魚ではなくて
街市のお魚屋さんでは一尾HK$40くらいからある大衆魚。
と、いっても、鯧魚は本当に種類が多くて、日本のような高級魚系も普通に鎮座しているのでお魚に詳しくない方は、恥ずかしがらずにお値段をご確認くださいね。
英語ではpomfretと呼ばれるのかな、フィリピンや東南アジア諸国でも一般的なよう。
このブログ内でもよく登場するけれど、マナガツオ(系の何か)としていることもあります。でもホントのところはアジ系の何かよね。
その鯧魚を丸々一尾唐揚げでいただくのだけれど、骨だってゴッツイもの、これもお家で揚げようと思っても容易ではない。身もプリプリしていて美味しいのよね。
何もリクエストしないと、ぶつ切りにされることなく一尾のまま出てくるので数人のお食事の時には、写真のように切ってもらうと分けやすく食べやすいのでオススメ。
通菜炒牛肉(空芯菜と牛肉の炒めもの)
通菜は、葉物が少なくなる夏場が旬のお野菜で香港の夏の風物詩。
お安くて栄養もたっぷりで嵩もあるしで庶民の強い味方。
なんだろう、肉絲炒麺でもなければ菜遠炒麺でもなさそうだし、
いったい何のオーダーをしたらこの麺が登場するのか、今、思い出そうとしても思い出せないけれど「ちょっと、麺を何か食べたいんだよね、少しだけ」的なオーダーを女将さんにしたら、有り合わせの食材で作ってくれた、そんな感じの麺よね。
駱克道街市熟食中心の様子は過去に何度も登場していますので、過去記事も振り返ってみてみてくださいね。
hongkonghongkong.hatenablog.com
hongkonghongkong.hatenablog.com
銅鑼湾と湾仔の間にあるこの熟食中心。
町中にあるのに超ローカルな空間になっていますので、よろしければ皆様も是非に!
*熟食中心リスト(香港政府公式サイト)をサイドバーにリンクしました。こちらも併せてご利用ください!
*よろしければスピンオフブログ「香港 アジア 旅と食事のススメと投資の記録」にもお立ち寄り下さい。