香港は自然に囲まれた素晴らしい場所だけど
普段の日常生活はビルに囲まれている狭い中で営まれている故、
自然に囲まれているわりには自然との距離感が怪しげな人も少なくない。
彼らの多くは
台風が来れば海へ見学に行き
記録的な寒波が香港を襲うと「霜」というものをひと目見ようと山へ登る。
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さて、先日、朝7時の山頂の様子をお届けした
美しい眺めの「玉桂山」(Mount Johnston)
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天気の良い日は、それはそれは美しい山だけど
天候の悪い日や、当日は天気が良くても前日まで悪天候だった日などは
恐ろしい山になる。救助隊が出場する日も度々。
この数日、香港は悪天候が続き
COVID-19第3波到来の息詰まり感もあったのか
今日、この不安定なお天気の中、
曇っている間に玉桂山に登った人がいるようだ。
そして案の定、救助隊の出動。
あと15分か20分ほどで本格的な雨がやってくるだろうという空模様の中
急いで救助に向かう消防隊の方々。
山に登る前に、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
「このまま登って大丈夫かな?」と考えてみれば
「いや、この天気、怪しくない?」という自分の声も聞こえただろうに
イヤ、立ち止まって考えても
「山頂まで20分くらいだし、サクサクサクといけば平気じゃ〜ん」
という思いしかなかったから今日この天気の中登って行ったのか。
一体何がそうさせるのか、不思議な人々。
自分の為にも、周辺の人々の為にも、
登山は安全を確保した上で楽しんでもらいたいと切に願う。